メキシコ

6号館・夏の特別展
    
ロシア                 ブラジル

会期  2006年6月24日(土)→10月10日(火)

インド

 造形された鳥の歴史は古く、村の境の標柱にすえられた木の鳥(朝鮮半島)や、古代の棺に付けられた木の鳥(日本)、葬送の船を飾る鳥形(古代エジプト)などへとさかのぼれます。古代の人々は、鳥は霊魂をのせて、この世とあの世との間を行き来するものと考えたようです。また農耕民にとって、実りと幸せをもたらす穀物霊を運ぶものとも信じられていたからでしょうか、ロシアをはじめ、東欧の国々には「幸せの鳥」とか「平和の鳥」と呼ばれる、美しい翼を広げた木の鳥が作られ、古くから家々に飾られていました。 
 鳥を題材にした造形、その長い歴史を背景に、世界各地で様々な種類の鳥が玩具化されてきました。中でも、餌をついばむ鶏、らんらんと目を輝かせるフクロウ、ヨチヨチ歩くアヒルなどは、人間との結びつきの深さを反映して、大変に人気のある題材です。

 本展では、鳥に託した人々の願いを探りながら、民族色豊かな鳥の造形を地域ごとに展示します。また、鶏やフクロウ、鳩、アヒルなど、鳥の種類によってグループをわけ、世界でそれらが愛される理由について探ってみたいと思います。あわせて、「鳥ぐるま」「ついばむ鳥」「動く鳥・鳴く鳥」「鳥笛」と玩具の形態別にも展示し、世界の鳥の玩具に共通する要素を紹介します。同じ様式の玩具が国境をこえて、広く存在することの驚きや、世界の人々がそれぞれの美意識と遊び心で作った鳥たちの表情の豊かさを楽しく味わっていただければ幸いです。

■展示総数 約1000点(世界70ヶ国)


■展示概要

 1、世界で愛される鳥たち…鶏、フクロウ、鳩、アヒルと水鳥
 2.動く鳥・鳴く鳥…ついばむ鳥、鳥ぐるま、鳴く鳥、ゆれる鳥・羽ばたく鳥
 3.鳥笛…単音笛、二音笛(カッコウ笛)、オカリナ、水笛
 4.世界の国の鳥たち…アジア、アフリカ、アメリカ、ヨーロッパの四地域ごとに展示

  
6号館展示会場風景


 ヨーロッパの鳥たち

   
中南米の鳥たち                アフリカの鳥たち


ポルトガルの鶏笛

  
鳥の造形と人々の願いのコーナー                 世界の鳥笛のコーナー       


夏の特別展『世界の鳥の造形』展示解説会

世界

お知らせ



アヒルの貯金箱/メキシコ

 世界の鳥の玩具や造形物の中から、鳥笛とおもしろい動きをする玩具をとりあげ、その形と音色についてご紹介します。
 下記の日程に本会場(6号館展示室)にお集まり下さい。
 当館学芸員・尾崎織女が実演解説します。各回40分ぐらいです。   

                                             

●日時 …… 7月2日(日)  14:00〜 
           7月16日(日)  14:00〜 
           7月30日(日)  14:00〜 
          8月13日(日)  14:00〜
          8月27日(日)  14:00〜
          9月17日(日)  14:00〜





Mail:info@japan-toy-museum.org


〒679-2143
兵庫県姫路市香寺町中仁野671−3

TEL: 079-232-4388
FAX: 079-232-7174