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1974年11月 新築した自宅の一角に46uの展示館を開設し(現在地)、井上郷土玩具館を開館する。財団法人日本常民文化研究所などのアドバイスを得て、解説やパネルを作成する。日曜・祝日のみオープンで、入館無料。
井上郷土玩具館開館
1975年 1月 アメリカ生れのゲイラカイト(凧)の流行に対抗して、当館南側の田圃で、畳一畳大の讃岐凧等日本の伝統凧を揚げて、「凧あげを楽しむ会」を開催。
日本経済新聞文化欄に「青春かけた郷土玩具館」と題して館長が寄稿する。
2月 朝日新聞だんわ室に「庶民の宝残そうと郷土玩具に生きる」と題して館長が寄稿する。
7月 「日本雪だるま賞」(日本雪だるまの会/静岡にある日本郷土玩具愛好団体)受賞。  
1976年 1月 元日、朝日新聞全国版に「埋もれた“文化”に光」と館長が紹介される。
    2月  『市民のグラフこうべ』(神戸市発行)に「神戸の民芸品」が特集され、港神戸で生まれ育ったユニークな郷土玩具を取り上げる。館長がそれぞれの特徴や背景を解説。
   毎日新聞「民俗に生きる」に「“庶民の文化財”を残そう-風土が育てた形と心」と館長が紹介される。
3月  『季刊・銀花』春号(文化出版局)に当館が紹介される。
4月 現1号館(76u)を増築する。これ以降、年4回の特別展を開催する。
現1号館増築
5月 兵庫県自治賞(教育部門)受賞。
1977年 1月 広報「ゆずりは」(兵庫県教育委員会発行)新年号に、当館の郷土玩具が紹介される。
「日本ナショナルトラスト」(財団法人観光資源保護財団)に当館が紹介される。
神戸・さんちかタウンインフォメーションギャラリー(神戸市役所)で「ふるさとの凧展」開催。
4月 300余名のカンパを基に、来館者の憩いの場としての「ランプの家」(現5号館)を建設する。初日には完成を記念して、香呂駅から当館まで「ふるさとの思い出を現代っ子に伝えたい」と荷馬車(馬力)で来館者を送迎する。
「近畿民具」(近畿民具学会発行)に「兵庫県の郷土玩具」と題して、寄稿する。
1978年 5月 “麦藁の籠作り教室”を開催し、約50人の親子がつめかけ大阪・神戸からも参加する。
6月 財団法人村尾育英会(神戸市)より奨励金の助成を受け、館内にカーペットを敷く。
9月 『日本の土人形』(俵有作編集、文化出版局)に館長が「中国・四国の土人形」を執筆する。
10月 姫路ロータリークラブより絵本の名作(復刻版)50冊の寄贈を受ける。
1979年 1月 国際児童年記念特別展「世界のおもちゃ展」を開催し、好評を博す。1977年から世界の玩具を収集し、伊藤隆一先生(北海道教育大学)や西川敏子さん(ニキティキのオーナー)の協力を得る。
現4号館完成
9月 現4号館(143u)を建築し、完成。以後、平日も開館する。カンパ形式から入館料200円を設定する。
1980年 本年より香寺町文化財審議委員として地域文化の振興に尽力し、香寺町文化協会の結成に参加する。
3月 「アサヒグラフ」(朝日新聞社発行)に「土人形〜桃の節句の飾りビナ」と題して、5ページに亘って館長や当館の土人形が紹介される。
7月 冊子「おもちゃ手帳」(伊藤太一絵、井上重義監修)発刊。
10月 「神戸生田ライオンズ賞」(神戸生田ライオンズクラブ創立15周年記念)を受賞し、表彰される。副賞により6号館隣の来館者用トイレを建設する。
1981年 3月 函館市立函館博物館に「日本の郷土玩具」500点出品協力。
8月 『兵庫ふるさと散歩6 兵庫の郷土玩具』(井上重義著、神戸新聞出版センター)出版。
 『兵庫の郷土玩具』(井上重義著)
12月 芸術文化団体半どんの会文化賞「県民感謝賞」受賞。
1982年 1月 広報「ゆずりは」(兵庫県教育委員会発行)の新年号「これからの教育によせて」に館長が「遊びとおもちゃ」と題して、寄稿する。
8月 神戸市立婦人会館で「人形の家」特別展が開催され、ヨーロッパを中心に37ヶ国300点と日本の玩具200点の合計500点を出品する。館長が「子どもの遊びとおもちゃ」をテーマに講演、伝統玩具作りも指導する。
9月 姫路市社会教育講座(姫路市教育委員会社会教育課)の講師依頼を受け、一般市民約150名を対象にして「郷土玩具について」と題して、館長が講演する。
11月 機関紙「香寺文化」(香寺町文化協会)の編集担当になり、創刊号を発刊する。住んでよかったといえる町づくりへの提言のために、毎号各分野で活躍中の町内在住者や出身者の皆さんの対談や、随筆などを掲載する。とくに図書館建設では、提言や問題提起をし、実現のために大きな役割を果たす。
12月 作家・織田正吉さんが来館され、神戸新聞随想に「井上郷土玩具館」と題して、「公共美術館、博物館を建てるのも結構だが、行政はこういうところにこそ協力を惜しんではなるまい。」と結んでくださる。
1983年 1月 「風車」(豊橋竹とんぼ会発行)に、館長が郷玩全国大会で講演した「玩具館をつくって思うこと」が掲載される。
9月 『兵庫県大百科事典』(神戸新聞創刊85周年記念・神戸新聞出版センター発行)に、館長が玩具や当館について執筆する。
1984年 1月 元日、毎日新聞全国版に“郷愁の世界 郷土玩具”と当館が紹介される。
第10回全国凧あげ祭り(会場:当館南側田圃)がNHKテレビで全国放送される。
4月 日本玩具博物館と改称する。「日本玩具博物館発足の集い」(開館10周年と館名の変更を記念する集い)では、玩具評論家の第一人者である齋藤良輔先生(『日本の郷土玩具』著者)を東京からお迎えし、記念講演も催す。館報「おもちゃと遊び」創刊号を発行する。
5月 TOTO銀座パビリオン(東京銀座)で当館のコレクションを出品し、展示する。
光のピラミッド(世界のクリスマス展)
7月 館長が27年間勤務した山陽電鉄株式会社を退職し、博物館事業運営に専念する。
読売テレビ「遠くへ行きたい」に当館が紹介される。入館料300円に改正。
8月 神戸新聞「閑話究題」に作家・織田正吉さんと館長が対談する。
おもちゃを通し子ども文化を考えようと、小学校の先生や保育士を対象に「おもちゃ研究会」を開催。
神戸大学教育学部・東山明先生を講師に、展示中の「動くおもちゃ」についてその仕掛けを研究する(ランプの家で1泊2日のスケジュール)。
12月 和歌山市立子ども科学館「日本の凧展」に100点出品する。
本年度から恒例の「世界のクリスマス展」を開始する。
1985年 1月 「第11回全国凧あげ祭り」は見学者増加のため、凧あげ祭りの会場を当館南側の田圃から、たつの市揖保川河川敷に移して開催する。
東京・目黒区の碑文谷ダイエー店で郷土玩具展を開催する。500点を出品。
Spielzeug Museumニュルンベルグ博物館
4月 日本航空機内誌『ウインズ』の特集「遊びは創造です」に当館が4ページにわたって紹介される。
万博開催中の筑波研究学園都市ダイエー店オープン記念として「世界の玩具展」開催。45ヶ国500点を出品する。
姫路市ふるさと文化賞受賞。副賞で展示ケースを増設する。
6月 和久洋三・小黒三郎・寺内定夫の三人の玩具作家展「現代玩具作家の世界」を1号館で開催。
7月 北海道教育大学・伊藤隆一先生企画のツアーに誘われ、館長が玩具事情を研究するために北欧へ調査に行く。 
ニュルンベルグ博物館(ドイツ)と交流始まる。
8月 神戸新聞文化欄に「北欧のおもちゃ事情」と題して寄稿する。
『博物館研究』(財団法人日本博物館協会編集発行)に「個人立博物館・日本玩具博物館11年の歩み」と題して寄稿する。
12月 兵庫県立歴史博物館で「江戸時代のおもちゃに挑戦」と題して、講演する。
1986年 2月 特別展「明治のお細工物と郷土雛展」を開催し、ちりめん細工の講習会や研究会をスタートさせる。
随筆家岡部伊都子さんから氏所蔵の“四世面竹(岡本正太郎師)有職雛”の寄贈を受ける。
随筆家岡部伊都子さん寄贈の有職雛
4月 『新人国記』(朝日新聞社編)の「兵庫県」の中で館長が紹介される。(1985年朝日新聞に掲載分を本にまとめたもの)
5月 運営をバックアップしようと、地域の有志からなる日本玩具博物館後援会が発足する。ボランティア活動で一帯の清掃奉仕をしたり、周辺の環境整備を町当局に働きかけるなど、施設充実を目指して取り組んでくださる。
「オホーツク木の祭典」(北海道北見市など主催)に世界の木の玩具250点を出品する。
9月 「全国の現代玩具作家展」を1号館で開催する。
10月 北九州市より要請があり、「西日本国際見本市」に世界の人形200点出品する。
1987年 1月 「第13回全国凧あげ祭り」の会場を姫路市の協力を得て、姫路競馬場に移し開催する。参加者・見物人が過去最高の3万人となる。
現3号館増築
県民アンケートで当館が“香寺町の顔”に選ばれる。
4月 香寺町観光協会会長。
当館西側に町立中仁野公園(トイレと駐車場併設)が完成する。
7月 現3号館(95u)と事務室を増築する。入館料400円に改正。
10月 国際デザイン交流協会からの依頼で、「国際デザイン展’87」(インテックス大阪)に世界の船と水の玩具約80点出品する。
本年度から(財)東丸記念財団(たつの市)からの助成金を受ける。
日本を代表するおもちゃ作家や研究者が集い、
「おもちゃとは何か」を真剣に討議する。

1988年 1月 日本おもちゃ会議結成。10月には「おもちゃシンポジウム」(おもちゃの科学研究会共催)を姫路市で開催する。全国から300人が集う。
3月 兵庫県民俗調査報告『兵庫県の諸職〜兵庫県諸職関係民俗文化財調査〜』(兵庫県教育委員会編集発行)に館長が西播磨地区調査員として技術伝承者の調査をし、報告する。
6月 「日本最古の手板式糸操り人形」(寄贈の操り人形)が、読売新聞夕刊1面にカラーで紹介される。
イタリア玩具メーカー・セビィ社の社長セノナー夫妻が来館。
北海道札幌市芸術の森「食のクラフト展」に世界のままごと道具約60点出品する。
9月 食と緑の博覧会「飛騨高山博」の代表展示の要請を受け、「世界の木のおもちゃ」展に300点を出品。
「ユーロパリアジャパン」での
ワークショップの様子
11月 本年度より丹波の森ウッドクラフト展(兵庫県立丹波年輪の里主催)の「ジュニアの部」審査員となる。
1989年 5月 兵庫県文化功労賞受賞。
7月 世界の古美術・骨董の情報誌『小さな蕾』に「明治のちりめん細工物」が紹介される。
9月 最初の海外展、「ユーロパリアジャパン」(ベルギー・ブリュッセルで開催)に郷土玩具200点を出品。館長もベルギーで伝承玩具作りのワークショップを行う。
10月 NHK総合テレビで「おもしろユニーク博物館・日本玩具博物館」と題して全国放送される(20分番組)。その後、数回に亘り再放送される。
11月 6号館(180u)を建築し、完成する。入館料500円に改正する。
6号館完成
「15周年記念の会」を開催。
12月 『播磨の100年』(神戸新聞姫路支社・編、神戸新聞総合出版センター)の昭和49年の欄に「おもちゃの館」と題して、当館が紹介される。神戸新聞連載「百年百話」に大幅加筆されたもの。
1990年 3月 焼津市立歴史資料館に世界の船200点出品する。
 4月 念願の学芸員(尾崎織女)を迎え入れる。
5月 「神戸新聞社奨励賞」受賞。
当館外観
 
東急百貨店ギャラリー(渋谷・本店)での「童具あそぶこころ展」(朝日新聞社主催)に300点出品する。
9月 古本清子・ヘルベルトご夫妻が来館される。旧東ドイツの伝統玩具を収集する。
1991年 兵庫県教職員組合「社会文化奨励賞」受賞。
4月 東京国際見本市に来日され、民芸の仕事をされているタンザニアのマティ氏を当館に招く。
6月 季刊和紙「Washi」(全国手すき和紙連合会発行)の「特集・あそびー和紙であそぶ」に「紙の玩具の宝庫 姫路郊外の日本玩具博物館」と題して、館長が執筆する。 
7月 芦屋市立美術博物館「-子供と造形-おもちゃと時代 遊びの創造」展に出品協力する。同展の図録に、「時代を超えて愛されるおもちゃたち」と題して、館長が執筆する。 
8月 『身のまわりの材料を使った伝承手づくりおもちゃ』(井上重義著、草土文化)出版。現在、14刷。
『伝承手づくりおもちゃ』
(井上重義著)
10月 スイス玩具メーカー・ネフ社創設者のクルート・ネフ氏来館。
1992年 3月 『民具研究』(日本常民文化研究所内日本民具学会)に「三次土人形(みよしつちにんぎょう)について」と題して、館長が寄稿する。
4月 “日本玩具博物館後援会”が解散し、“日本玩具博物館友の会”が発足する。
香寺町観光協会副会長
6月 中国浙江省博物館関係者5名を当館に招聘する。
サスキア・イシカワ=フランケ女史(甲南大学教授)が来館され、ハンガリーやルーマニアの博物館との交流が始まる。
10月 『ちりめん遊び』(井上重義監修、マコー社)出版。
シアトル桜祭り「日本文化フェスティバル」開会式
1993年 4月 「シアトル桜祭り“日本文化フェスティバル”」(USA・ワシントン州)に招聘され、日本の郷土玩具300点をシアトルセンターで展示。伝承玩具作りのワークショップを行う。
館長が本年度より美作大学児童学科専攻の学生たちに「子どもが喜ぶ伝承玩具作り」を指導する。(1993年〜2003年)
5月 「日本文化祭」(スイス・チューリッヒで開催)に招聘され、日本の郷土玩具200点を展示。伝承玩具作りのワークショップを行う。
『ピース・ワーク』(アメリカの手芸雑誌)に当館の手まりが紹介される。
7月 『日本語ジャーナル』(株式会社アルク発行)の「美術館・博物館」に当館が紹介される。
1994年 2月 館長がニュールンベルグ玩具博物館から招聘され、ドイツ玩具事情を研究するためにザイフェンへ調査に行く。
4月 中国民間玩具界の第一人者である李寸松氏(中国民間美術博物館ならびに中国美術館の研究員)をお招きし(今回、日中友好会館『中国民間玩具の世界』展の展示立ち合いのため来日される)、当館見学後、井上館長と尾崎学芸員が中国の民間玩具の現状や日本の郷土玩具とのつながりについて李氏にお話を伺う形で対談する。
 5月 「シアトル国際子ども祭り」(USA・ワシントン州)に招聘され、手づくり玩具のワークショップを行う。
兵庫県立木の殿堂での「全国植樹祭記念」展に世界の人形200点を出品する。
7月 北海道立北方民族博物館特別展「あそび・ゲーム・おもちゃ」に出品し、尾崎学芸員が図録に「世界のこま・やじろべえ〜時をこえ、国境をこえて〜」と題して、執筆する。
9月 『ちりめん細工』(井上重義監修、NHK出版)を出版。
『ピースワーク』(アメリカの手芸雑誌)に当館のちりめん細工が紹介される。
11月 兵庫県文化賞受賞。
『開館20周年記念誌』を発行する。
12月 「ドイツのクリスマスを訪ねて」と題するツアーを当館主催で実施し、古本清子女史(エアランゲン大学)と尾崎学芸員の解説で参加者がザイフェンを訪問する。
ドイツ人のヒラ・シュッツさんとの交流が始まる。
本年度から兵庫県博物館協会常任理事館に推される。



記念誌発刊に寄せて(1994年)

開館20年〜30年の歩み






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兵庫県姫路市香寺町中仁野671−3

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