第35回全国凧あげ祭り

 日本各地の伝統凧が新春の大空を彩る『第35回全国凧あげ祭り』を来春1月11日、下記の通り開催致します。当館では各地の凧保存会や凧愛好家の皆様に参加を呼びかけており、現在の参加状況についてお知らせ致します。
 今回も北は青森から南は長崎まで日本各地の凧が大空に揚がりますが、例年通り揚がった凧の解説を井上重義館長が行い、大空を会場にした凧の動態展示としても知られています。
 この全国凧あげ祭りは、日本玩具博物館が開館した昭和49年の翌年から始まりました。その頃アメリカ生まれの三角翼の凧(ゲイラカイト)が大流行、日本の空から日本の伝統凧が消えようとしていました。それに気付いた当館井上館長は、日本の伝統凧の美しさや素晴らしさを紹介し、子どもたちの思い出になればと収集した伝統凧を館内に展示するだけでなく、大空高く揚げて紹介しようと館の前の田んぼを会場に始めました。回を重ねる毎に参加者見物人も増え、会場が手狭になり、第11回と12回はたつの市で、第13回以降は姫路市の協力を得て姫路公園競馬場に会場を移して現在に至ります。
 凧揚げの季節でもある新春は、各地で凧揚げ大会などが開催されますが、その歴史や内容から全国屈指の凧揚げとして広く知られるまでになり、播州路の新春行事としても定着しました。



期日 2009年1月11(日)午前10時30分〜午後3時
会場 姫路公園競馬場(姫路市広峰2‐7) 
      JR・山電姫路駅前から神姫バスで約15分、競馬場前下車すぐ。
主催 日本玩具博物館、姫路市

参加申し込み状況について   (12月15日現在)
 当館の呼びかけに応えて、現在までに県外からは長野県の諏訪凧の会、静岡県の細江凧の会、愛知県の三州幸田凧の会、新潟県の白根凧の会、京都・大阪の凧の会、徳島県から鳴門大凧保存会の皆様の参加申込みがあり、当日までには申し込みも増える予定です。ほかに地元の凧愛好家や保存会の手で全国各地の郷土色豊かな大凧やユニークな凧の数々が大空に揚げられます。
 主なものは青森の津軽凧(4畳)、新潟の六角凧(4畳)、静岡の横須賀凧、愛知の八つ花凧、鳴門のわんわん凧(径6m)、愛媛県五十崎のけんか凧、山口の見島の鬼ようず(24畳)、長崎のハタやバラモン凧、壱岐の鬼凧などの郷土凧の他、全長32mのムカデ凧、100枚つなぎの福助やアニメの連凧、恵比寿凧(6畳)や姫路城凧(6畳)などや創作凧、ミニ凧が揚がり、姫路の新春の空に日本の凧の競演が繰り広げられます。
1、津軽凧(青森県) 東北を代表するねぶた絵が描かれた伝統の角凧。強風用で尾には荒縄が付く。大空に揚がれば美しく壮観。同県出身で姫路在住の津軽凧保存会の佐藤秀典さんらが参加。
2、 鳴門のわんわん凧(徳島県) 小判型のユニークな凧。尾に太い荒縄がつき揚がれば巨大なエイが泳いでいるよう。径6m、4m、2mのわんわん凧が鳴門大凧保存会の皆様の手で揚げられる。
3、 見島の鬼ようず(山口県) 見島は萩市の沖合45kmの日本海に浮かぶ人口1200人の小さな島。この島では正月に男児誕生を祝い、鬼の顔が描かれ紅白の尾がついた「鬼ようず」が揚げられる。姫路には見島出身者を中心にした鬼ようず保存会があり、24畳大の鬼ようずや大小さまざまの鬼ようずが大空に揚がる。
4、 鴻巣の蝉凧(埼玉県) 巾110p、縦40cmの蝉形の凧。姫路の山森さんの手で。
5、 遠州凧(静岡県) 横須賀凧などユニークな形の伝統凧を細江凧の会の堀口さんが揚げられる。
6、 江戸の凧(東京) 江戸時代から伝承された精緻な武者絵などが描かれた角凧や六郷とんび凧などの江戸の伝統凧が、日本凧の会京都ほかの皆さんの手で揚げられる。
7、 豊橋の凧(愛知県) 八つ花凧、ケロリ凧、虻凧などを幸田凧の会の山本さんが揚げられる。
8、 新潟の凧(新潟県) 江戸時代からの歴史を持つ六角形の伝統凧や白根の角凧を白根の小笠原さんが揚げられる。
9、 田原凧(愛知県田原市) 横長のユニークな形の伝統凧。端午の節句の凧合戦は有名で、横長の凧が大空を上下左右に駆け巡る。凧の会風人の皆様ほかで。
10、京の扇凧とミニ凧(京都府) 古都・京に伝わる扇の形の伝統凧や、ミニ凧世界チャンピオン吉積信彦さんらによるはがき大のミニ凧も揚げられて例年話題に。
11、五十崎のけんか凧(愛媛県) 5月に開催される凧合戦で有名。同地出身の戸田さんほかが帆凧とも称される文字絵の角凧を揚げられる。
12、長崎のハタ(長崎県) 長崎名物として有名な菱形の合戦凧。長崎出身の皆様の手で大空に。例年、左右上下に大空を自由自在に駆けめぐるハタの曲技が来場者を魅了。
13、 五島列島のバラモン凧と日の出鶴凧(長崎県) 五島列島に伝わる強風用の凧、長い荒縄の尾が付き、ブンブン唸りながら上昇、大空に揚がる。
14、 百足凧 足が100本、全長35m。姫路の山森啓道さんが揚げられ、例年大きな話題に。
15、 連凧 恵比寿大国の連凧、アンパンマンとバイキンマンの連凧など百から数百枚もが繋がった連凧が大空に揚がり、子どもたちにも大人気。
16、 恵比寿凧と姫路城凧 姫路市役所内に展示されている恵比寿凧(6畳)や姫路城凧(6畳)を福崎町の志水洋己さんが揚げられる。
17、今町の六角凧(新潟県見附市) 江戸時代からの歴史を持つ長さ4mの六角形の伝統凧。6月の凧合戦は日本一と称される。越後六角会の皆様5名が遠路はるばる10時間かけて当地へ。

以上の他にも、網干未来クラブの皆さんが網干中学校美術クラブの学生と共同制作した24畳の赤富士の大凧を初披露。諏訪凧の会の小口さんも立体凧を披露してくださいます。

今回も青森から長崎の五島列島まで日本各地に伝わる郷土凧や創作凧が80種500点以上も参加します。但し、当日の風の状況により揚がる凧の種類や数は変わります。

当日、来場者にも凧揚げの楽しさを体験していただくため、ふろしき凧や7連凧を会場で実費頒布いたします。それらは、大凧揚げに支障のない会場東側のゾーンで揚げていただきます。

■日本玩具博物館■ 〒679‐2143姫路市香寺町中仁野671−3TEL079‐232‐4388 FAX079‐232‐7174
               URL:http://www.japan-toy-museum.orgJR姫路駅より播但線で15分の香呂駅下車、東へ徒歩15分。