第36回全国凧あげ祭り

2010年1月4日   日本玩具博物館

 日本各地の伝統凧が新春の大空を彩る『第36回全国凧あげ祭り』を1月10日(日)に姫路公園競馬場で開催致します。当館では各地の凧保存会や愛好家の皆さまに参加を呼びかけていましたが、参加状況がほぼまとまりました。
 今回も北は青森から南は長崎まで、日本各地の伝統凧が凧保存会や凧愛好家の手で大空に揚げられます。例年通り揚がった凧の解説を当館井上重義館長が行い、大空を会場にした凧の競演が繰り広げられます。
 この全国凧あげ祭りは、日本玩具博物館が開館した1974年の翌年から始まりました。当時、アメリカ生まれの三角翼の凧(ゲイラカイト)が大流行し、日本の空から紙と竹で作られた日本の凧が消えようとしていました。それに気付いた井上館長が、日本の伝統凧の素晴らしさの紹介と子どもたちの思い出にと、博物館前の田んぼを会場に収集した伝統凧を大空高く揚げて紹介する催しを始めたのです。回を重ねる毎に参加者見物人ともに増え、会場が手狭になったため、第11回と12回はたつの市で開催。第13回目の年以降は姫路市の協力を得て姫路公園競馬場に会場を移して現在に至ります。
 凧揚げの季節である新春は、各地で凧揚げ大会などが開催されますが、その歴史や内容から全国屈指の凧揚げ行事として広く知られるまでになり、播州路の新春行事として定着しました。

期日 2010年1月10(日)午前10時30分〜午後3時
会場 姫路公園競馬場(姫路市広峰2‐7) 
     JR・山電姫路駅前から神姫バスで約15分、競馬場前下車すぐ。
主催 日本玩具博物館、姫路市

参加申し込み状況について   (1月4日現在)

 当館の呼びかけに応えて、遠く新潟、石川、長野、静岡、愛知、奈良、京都、大阪、島根、山口、徳島、香川、長崎などから凧保存会や愛好家の参加申込みがあり、それに地元兵庫の凧愛好家の参加も多く、例年を上回る約35グループ、400名が参加予定です。今回は能登半島凧の会、静岡袋井丸凧保存会、隠岐いぐり凧保存会、長崎凧の会が初参加され、奈良、香川、山口からもあります。
 今回も下記のとおり、青森から長崎の五島列島まで日本各地に伝わる郷土凧や創作凧が80種800点以上も参加予定ですが、当日の風の状況により揚がる凧の種類や数は変わります。

1、津軽凧(青森県) 東北を代表するねぶた絵が描かれた伝統の角凧(4畳)。強風用で尾に荒縄が付き大空に揚がれば美しく 壮観。同県出身で姫路在住の津軽凧保存会の佐藤秀典さん他が。
2、 江戸の凧(東京) 江戸時代から伝承された精緻な武者絵などが描かれた江戸伝来の角凧が、日本凧の会京都ほかの皆さんの手で揚げられる。
3、 六郷とんび凧(東京) とんびの形をした東京の伝統凧。日本凧の会京都岡島さんが。
4、 八丈島の為朝凧(東京) 八丈島に伝わる細長い角凧で矢を背負った武者が描かれている。
5、 今町の六角凧(新潟県見附市) 江戸時代からの歴史を持つ長さ4mの六角形の伝統凧。6月の凧合戦は日本一と称される。越後六角会の皆様の手で郷土の伝統凧を姫路の大空に。
6、 袋井丸凧(静岡県) 江戸時代の浮世絵に描かれた凧を参考に復元。保存会の皆さんが初参加。
7、 ブカ凧(静岡県) 横長のユニークな形の伝統凧。大空を上下左右に駆け巡る。
8、 八つ花(愛知県) 星型で武者絵がかかれた伝統凧。遠州小笠凧の会袴田さんが。
9、 吉野の袖いか(奈良県) 小袖型で長い尾が付いた優雅な凧。なら凧の会の皆様が。
10、京の扇凧とミニ凧(京都府) 古都・京に伝わる扇の形の伝統凧や、ミニ凧世界チャンピオン吉積信彦さんらによるミニ凧やミニ凧の連凧が日本凧の会京都の皆さんの手で。
11、隠岐のいぐり凧(島根県) 角凧の周辺にこぶが付いたような形で武者絵が描かれた珍しい形の凧。隠岐いぐり凧保存会の皆様が初参加。
12、見島の鬼ようず(山口県) 見島は萩市の沖合45kmの日本海に浮かぶ人口1200人の小さな島。正月に男児誕生を祝い、鬼の顔が描かれ紅白の尾がついた「鬼ようず」が揚げられる。姫路には見島出身者による鬼ようず保存会があり、全長12mや大小いくつもの凧が大空に揚がる。
13、鳴門のわんわん凧(徳島県) 小判型のユニークな凧。尾に太い荒縄がつき揚がれば巨大なエイが泳いでいるよう。径4m、2mのわんわん凧が鳴門大凧保存会の皆様の手で揚げられる。
14、讃岐の凧(香川県) 釣鐘のような形や風呂敷を広げた形の凧で武者絵が描かれている。讃岐各地から凧名人が多数参加、自慢の凧を大空に。
15、五十崎のけんか凧(愛媛県) 5月に開催される凧合戦は有名。同地出身の戸田さんほかが帆凧とも称される文字絵の角凧を揚げられる。
16、長崎のハタ(長崎県) 長崎名物として有名な菱形の合戦凧。長崎出身の皆様の手で大空に。例年、上下左右に大空を自由自在に駆けめぐるハタの曲技が来場者を魅了する。
17、五島列島のバラモン凧と日の出鶴凧(長崎県) 五島列島に伝わる強風用の凧、長い荒縄の尾が付き、ブンブン唸りながら上昇、大空に揚がる。
18、 百足凧 足が100本、全長35m。姫路の山森啓道さんが揚げられ、例年大きな話題に。
19、連凧 例年通り、恵比寿大黒の連凧、アンパンマンとバイキンマンの連凧など百から数百枚もの凧がつながった連凧が大空に揚がり、子どもたちに大人気。
19、 しろまるひめと姫路城凧 姫路市役所内に展示されているしろまるひめ(6畳)や姫路城凧(6畳)を福崎町の志水洋己さんが揚げられる。

* 以上の他にも、網干未来クラブや地元の城北校区夢プランによる大凧(24畳と10畳)、加古川凧の会の6畳鯉金の角凧、鳥凧、その他にもユニークな創作凧などが登場予定です。

 当日、来場者にも凧揚げの楽しさを体験していただくために、ふろしき凧や7連凧を会場で実費頒布いたします。それらは、大凧揚げに支障のない会場東側のゾーンで揚げていただきます。

■日本玩具博物館■ 〒679‐2143姫路市香寺町中仁野671−3TEL079‐232‐4388 FAX079‐232‐7174
 URL:http://www.japan-toy-museum.orgJR姫路駅より播但線で15分の香呂駅下車、東へ徒歩15分。

第35回全国凧あげ祭り  第34回全国凧あげ祭り  第33回全国凧あげ祭り