「新春を寿ぐ 尺八の調べ」


1月4日(月)11:00〜と13:00〜、そして15:00〜の3回、1号館の囲炉裏端において、「新春を寿ぐ尺八の調べ」と題するミニライブを開催しました。
演奏者の山本宏さんは、日本玩具博物館のミュージアムフレンド。尺八を人生の友として長く親しんでこられ、現在は「増位山随願寺虚無僧保存会」でご活躍されています。山本さんはご自身の手で尺八を作られるのですが、一昨年、当館の庭に生える“布袋竹”を差し上げ、3本の尺八に仕立てられたのをご縁に、新春の演奏をお願いすることになりました。下の写真は、尺八になる前の3本の布袋竹。そして山本さんが端正こめて作られた布袋竹の尺八です。

 

山本さんは、定番「千鳥の曲」や「春の海」に始まり、幅広い年齢層が集う当館の性格を考えて、「荒城の月」、「叱られて」、「赤とんぼ」など馴染みの唱歌を選んで演奏下さり、プログラムの最後には、虚無僧の曲として「鹿の遠音」「虚鈴」という精神性の高い音楽もご披露下さいました。
1号館展示室には今年の干支の動物、申(猿)のおもちゃがずらりと並び、天井には郷土の凧、播州の松飾り、生け花に鏡餅……と新春の祝祭ムード漂う館内に尺八の音色がしみていきます。尼崎や神戸、赤穂などご遠路よりこのライブを目指してご来館下さったご家族もあり、幼児からご高齢者まで、囲炉裏端に集まり、また展示をご覧になりながら三々五々、静かに尺八の音色の耳を傾けておられるのも風情がありました。
ご来場下さいました皆さま、本当にありがとうございました。ミニライブの様子を画像でご紹介いたします。