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NO127
春の花に囲まれ、春爛漫の季節です。

                               (2018年4月7日  館長 井上 重義)
当館の庭とその周辺には、桃の花・利休梅・遅咲きの桜と椿の花などが一斉に花開き、春爛漫の季節を迎えました。この季節、例年申し上げているのですが4号館の窓から見る景色が最高なのです。東の窓には真っ白な利休梅の花が広がる光景が、北の窓からは優雅な遅咲き桜の普賢象が。西の窓からは真っ赤な八重の桃の花が、そして南の窓からは美しく豪華な桜・関山が眼の前に広がります。15日頃まで楽しめるのではないでしょうか。4号館の2階は世界の玩具と人形の展示ですが、珍しい世界各国の玩具と人形だけでなく、皆さんは窓の外に広がる、春の花々との思いがけない出合いに感動されるのです。
6号館で15日まで開催中の「雛まつり~江戸から昭和、雛の名品」も、江戸期や明治期の立派な雛人形の数々と出合うことができ、皆さまからこんな素晴らしいひな人形展をみるのは初めてです。とうれしいお言葉を再三いただいています。
4号館から6号館の小道も椿の花盛りです。珍しい孔雀椿や美しい月光椿が満開です。
4号館2階の東の窓から見える利休梅 4号館2階の西の窓から見える桃の花
東京のたばこと塩の博物館での「ちりめん細工の今昔」展も明日8日が最終日です。このところ連日、400~600人もの方が来館されているとお聞きしていますが、見学された何人もの方から、素晴らしい展示で感動しましたとの嬉しいお便りを再三賜っています。私は撤収作業もあり、8日の正午過ぎにたばこと塩の博物館を訪れますが、最終日に皆さまのお声がお聞きできることを楽しみにしています。展示物の多くは再度、4月28日~10月8日まで当館6号館で開催される「ちりめん細工研究会30周年記念『ちりめん細工の今昔』展」に展示されますが、今春出版された「季節のつるし飾りとちりめん細工』に掲載された作品の数々が初公開されます。


NO126
春の花々が咲き始め
特別展「雛まつり~江戸から昭和、雛の名品」が大好評。

                               (2018年3月6日  館長 井上 重義)
3月に入るのを待ちかねたかのように、当館の庭の春の花々が咲き始めました。とりわけ4号館から6号館への小道は花の道です。地面には真っ白なユキワリイチゲの花が咲き、椿、ロウバイ、マンサクなど、色とりどりの木々の花が咲きました。なかでも椿はこの小道だけで約30
ユキワリイチゲの花
6号館への小道
本も植わり、椿の小道と呼んでもおかしくありません。来館者から「展示品も、雰囲気もすばらしい。個人が設立された博物館だと聞いていたので、ささやかな博物館と思っていました。規模と内容に驚きました。来てよかったです」と、嬉しいお言葉を再三賜ります。6号館前の休憩所の感想ノートにも「こんなにすばらしい雛人形展は初めて。感動しました」との言葉が多数記されています。
3月3日が過ぎると、雛祭りが終わったと思われがちですが、旧暦の雛まつりは今年は4月18日です。3月3日だと桃の花も咲かず、季節感のずれもあり、当、播州地方でも雛祭りは1か月遅れの4月3日です。全国的にも雛祭りは4月3日に行われるところが多いと思います。当館の雛祭り展も4月15日まで開催中です。

ここ数年、町おこしの一環として、至るところで「雛人形展」が開催されるようになりました。しかしその多くが雛人形をピラミッドのように盛り上げて飾ったり、展示数を競うことが多くなったと思います。当館では博物館としての基本活動を守り、雛人形の歴史と変遷、それに江戸(東京)と京阪製の雛人形の形態や飾り方の違いなどについて、早くから展示を通して解説してきました。現在、当館の様な展示がなされている館は意
外と少ないのではないでしょうか。

当館は現在、大小、500組を超える雛人形を所蔵していますが、開館当初、所蔵する雛人形は全国各地で庶民が飾った郷土玩具の土製の
見栄っ張り雛
雛人形が中心でした。裕福な階層の家庭で飾られた雛人形の収蔵が始まったのは1995年の阪神淡路大震災以降です。雛人形が文化財として認知されず、救出されずに失われている状況を知り、救出活動に取り組みました。それが評価され、その後、続々と貴重な雛人形が届きました。といっても総てを受け取ることはできず、年代的には昭和初期までのものです。既に所蔵しているものは収蔵場所の関係もありお断りしていますが、この1年間でも貴重な資料の申し出があり、受け取ったものを展示しています。岡山からの大きな「見栄っ張り雛」、神戸からの「姫路押し絵の段飾り雛」、それにカナダからの「奈良の一刀彫の段飾り雛」です。どれもが貴重な資料です。

当館の雛人形関係で特筆すべきものは、京都と大阪の著名な雛人形店である大木平蔵店と谷本要助店で明治時代から昭和初期にかけ
京都・大木平蔵の御殿飾り雛(左:明治後期・板葺御殿飾り、右:大正11年・桧皮葺御殿飾り)
て売られた豪華な御殿飾り雛です。寄贈を受けて多数保存しており、今回も東室で7組を展示しています。
江戸期の貴重な雛人形も多数展示していますが、これらは寄贈ではなく購入資料です。時期に恵まれ、鑑識眼もあり、貴重な資料の収集に成功したのです。大型の享保雛、江戸の古今雛作者として有名な桃柳軒玉山の雛、また明治に入って東京から京都に玉眼の手法を教えに来た玉翁の雛人形など。今回の展示でもそれらがずらりと並び、珍しく貴重な数々の雛たちとの出会いに皆さま感動されるのです。







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