館長室2018  館長室2017 館長室2016   館長室2015
館長室2014
館長室2013 館長室2012 館長室2011 館長室2010
館長室2009 館長室2008 館長室2007 館長室2006 館長室2005

NO129
夏休みおもちゃ作り教室が盛況です

                               (2018年8月5日  館長 井上 重義)
今年は思いがけない猛暑の日が続きます。外出を控えるようにとの声もあり、入館者が大幅に減少するのではと心配していま
おもちゃ作り教室
した。しかし当館は特別展「ちりめん細工の今昔」が好評のためか、昨年と変わらぬ来館者数があり、来館された皆さまから、予想以上の内容で楽しい、勉強になりました。来て良かったです。と嬉しいお言葉を再三賜っています。
それに交通も便利といえない当館に、先日はデンマークから来館くださり、本日も香港から家族連れでご来館になり、喜んで帰られました。見るだけでなく、世界各地の珍しい玩具で遊べるのも当館の魅力であるといえそうです。
さて例年、当館では夏休みおもしろおもちゃ教室を開催しています。今年も7月28日(土)に「はがき大の紙で作るかざぐるま」、28日(日)に「江戸時代から作られているかくれ屏風」、それに本日8月5日(日)は、1号館の企画展「世界の乗り物玩具」に因み、私が「牛乳パックで作る船のおもちゃ」を教えました。定員を超える申し込みがあり、会場の関係でお断りした方もあり、申し訳なく思っています。
この牛乳パックで作る船の玩具は私が考案したものです。今から27年も前の1991年、草土文化から出版された私の著書「伝承手づくりおもちゃ」に掲載された作品です。同書には、現代の子どもたちの身近にある牛乳パック、割り箸、竹串、ストロー、紙コップ、輪ゴムなどを材料にして、遠い昔から子どもたちが遊んできた伝承玩具の作り方が解りやすく図解されています。ストローで作るロケットや笛、手が上下に動くストロー人形、はがき大の紙で作る風車、江戸のおもちゃのご来迎と木挽き人形と鯉の滝登りなど、43点もの玩具の作り方が解説され、保育園や小学校の図工の先生から、手作りおもちゃの本は多数出版されているが、この本はバイブル的な本ですと嬉しいお言葉を再三いただき、本は増刷が続いて15刷になり、私自身も誇りに思っていました。
このような本が出版できたのは私自身が日本や世界の伝承玩具に精通し、鍛冶屋の家庭に生まれ、子どもの頃におもちゃを作って遊んだ経験が生かされたからでした。ところが今春、草土文化と連絡が取れなくなり、倒産が判明。「伝承手づくりおもちゃ」は絶版になりました。本当に残念でなりません。
今年の夏休みおもちゃ教室は、この11日(土)にも同書に掲載された「牛乳パックの風車小屋」が開催されますが満席です。25日11時から開催される江戸時代のおもちゃ「かくれ屏風」は先着順で定員30名です。ご参加をお待ちしています。



NO128
特別展「ちりめん細工の今昔展」に寄せて。

                               (2018年4月26日  館長 井上 重義)
6号館への小道は緑のトンネルに
まもなくゴールデンウイークです。当館はみずみずしい新緑に囲まれ、6号館への小道は緑のトンネルになりました。
6号館で開催されていた特別展雛まつりは15日で終わり、17日からその撤収作業に続いて、次回特別展の「ちりめん細工の今昔」の展示作業を行いました。いずれもが膨大な数量の展示であり、撤収作業も展示作業も大変で、連日夜遅くまで作業が続きました。「ちりめん細工の今昔」も、千点を超える膨大な数量の展示であり、本当に大変な作業でしたが無事に終了しました。正式には28日からのオープンですが、本日からご覧いただいています。早速に何人ものご婦人方がご来館くださり、中にはフランスから来館くださったご婦人もあり、すばらしい展示だと嬉しいお言葉をいただきました。


去る1月25日付の館長室NO125でも詳しく報告していますが、この「ちりめん細工の今昔」展は、今春1月23日~今月8日ま
6号館の西室には古作品がずらりと並ぶ 東室には新作品が季節ごとに並ぶ
で、東京のスカイツリー近くにあるたばこと塩の博物館で開催された特別展「ちりめん細工の今昔」の里帰り展ともいえる展示です。同館から依頼を受けて資料を貸し出しましたが、先日、同館から入館者数について報告がありました。オープン後、入館者数は右肩上がりで増え続け、3月はひと月で1万人を超え、多い日は1日600人もあり、期間中に約2万人もの入館者があって、同館として入館者数の記録を更新したと嬉しい連絡がありました。

当館での「ちりめん細工の今昔」展は、たばこと塩の博物館での展示品だけでなく、今春、日本ヴォーグ社から出版された「季節
東室の中央には大きなつるし飾りが8組も並ぶ 
のつるし飾りとちりめん細工」や昨年、朝日新聞出版から出版された「ちりめん細工の小さな袋と小箱」に掲載された作品が展示されています。6号館の西の部屋には江戸時代から昭和初期ごろまでの古作品が展示され、東の部屋には新作品の数々が季節を追って展示されていますが、中央には大きなつるし飾りが8組飾られて見応え十分です。さらに3号館のちりめん細工の常設展示コーナーの作品も展示を更新し、袋物や小箱、おもちゃと人形などがずらり並びました。いずれの会場もぎっしりといえるほど、作品が並んでいますが、尾崎学芸員に新任の原田学芸員が協力して、パネルなどはデザインに工夫が凝らされ、見やすい心温まる展示になっています.パネルやキャプションは業者に外注するのではなく、学芸員が一点、一点心をこめて手作りしています。ちりめん細工展はこれまで、当館ではほぼ隔年ごとに開催してきましたが回を重ねるごとにすばらしい展示になっています。

当館は個人立の博物館ですから小さな博物館と思われがちです。しかし展示ケースの延長は約180メートルもあり、ゆっくり見ると数時間はかかります。ちりめん細工の今昔展だけでも1時間はかかると思います。よろしければお弁当ご持参でご来館ください。昔ながらの縁側のある5号館は来館者の休憩所として開放していますのでどうぞご利用ください。お待ちしています。

3号館の新展示・袋物と小箱 人形と玩具が並ぶ

  館長室2018   館長室2017 館長室2016  館長室2015 
館長室2014 館長室2013 館長室2012 館長室2011 館長室2010
館長室2009 館長室2008 館長室2007 館長室2006 館長室2005

   





Mail:info@japan-toy-museum.org


〒679-2143
兵庫県姫路市香寺町中仁野671-3

TEL: 079-232-4388
FAX: 079-232-7174