*月遅れの七夕、ランプの家に七夕飾りを展示しました! | 日本玩具博物館

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2023.08.04

*月遅れの七夕、ランプの家に七夕飾りを展示しました!

8月7日は月遅れの七夕。準備には少し早いのですが、今朝、館長に藪の笹を切ってもらい、畑の野菜を用意して、ランプの家に播磨の七夕飾りを立てました。典型的な播磨七夕棚は、2本の笹飾りの間に細竹を渡し、そこに、穂が出始めたイネや初生りのカキ、クリ、イチジク、そしてナスやキュウリ、ササゲ、ホオズキなど、畑の野菜をそれぞれ一対にして吊るすものです。「七夕さんはハツモン喰いやから」と明治生まれの古老たちは言いました。秋の豊作祈願でもあり、また、江戸時代の文献に照らし合わせてみるとき、この形態はかつての盆棚の名残りとも考えられます。
そうした野菜をつるす七夕飾りに加えて、塩田で栄えた播磨灘沿岸地帯&銀山で栄えた生野町に伝わる”七夕さんの着物”の飾りもプラスしました。野菜と着物の合体七夕は、市川沿いの町々に点在してみられたものです。今年は8月8日まで飾る予定です。天からの爽やかな風が吹きますようにと願いを込めて・・・。


また、ランプの家の床の間や建具などを利用して、長野県松本市の七夕人形や京都府京都市の七夕さんの紙衣、岐阜県高山市松之木のわら馬や糸車、兵庫県姫路市飾磨の七夕船などを展示しています。こちらは8月31日までご覧いただけます。