日本玩具博物館 - Japan Toy Musuem -

コレクション

collection

日本の郷土玩具

日本では江戸時代後期から明治時代にかけて、子どもたちの健やかな成長を願い、身近にある紙や木、竹や土などを使って、各地で楽しい玩具や人形の数々が作られました。それらは、日本各地の風土や暮らしの中から生まれ、郷土の伝説や信仰、美意識、幸福感などを反映して、その土地ならではの味わいをもっています。 郷土玩具が消失の危機を迎える度に、これらに素朴な造形美や郷愁を感じ、収集して楽しむ大人たちが現れ、そうした収集家たちに支えられて、故郷の玩具文化が今に伝えられたのです。

当館では、館長・井上重義が昭和30年代後半から一生涯をかけて収集してきた郷土玩具を中心に、故尾崎清次氏や故橋本武氏をはじめ著名な郷土玩具収集家から寄贈を受けた貴重なコレクションを合わせ、明治時代から現代に至る30,000点もの膨大な郷土玩具資料を収蔵しています。

1.地域性

2.祈りの玩具

3.からくり玩具

4.自然玩具