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お知らせ
*ランプの家に播磨の七夕飾りを立てました
●8月6日~7日は月遅れの七夕。準備には少し早いのですが、今朝は、館長と一緒に近くの藪へ笹を切りに出かけ、畑の野菜を用意して、ランプの家に播磨の七夕飾りを立てました。

●典型的な播磨の七夕棚は、2本の笹飾りの間に女竹を渡し、そこに、穂が出始めたイネや初生りのカキ、クリ、イチジク、そしてナスやキュウリ、ササゲ、ホオズキなど、畑の野菜をそれぞれ一対にして吊るすものです。「七夕さんはハツモン喰いやから」と明治生まれの古老たちは言いました。秋の豊作祈願でもあり、また、江戸時代の文献に照らし合わせてみるとき、この形態はかつての盆棚の名残りとも考えられます。

●そうした野菜をつるす七夕飾りに加えて、塩田で栄えた播磨灘沿岸地帯&銀山で栄えた生野町に伝わる”七夕さんの着物”の飾りもプラスしました。野菜と着物の合体七夕は、市川沿いの町々に点在してみられたものです。
●今年は8月6日が休館日ですが、8日までご覧いただけます。ご来館の皆さまに願い事を短冊に書いていただき、笹飾りを賑やかにしたいと思います。天からの爽やかな風が吹きますようにと願いを込めて。