「世界のクリスマス~光の造形~」 | 日本玩具博物館

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特別展

冬の特別展 「世界のクリスマス~光の造形~」

会期
2000年10月8日(日) 2001年1月30日(火)
会場
6号館

キリスト教世界において、イースター(復活祭)と並んで重要な意味をもつクリスマス(降誕祭)――――この行事は、キリストの誕生を祝う祭りに違いありませんが、その祝われ方をみると、ヨーロッパが古くから伝えてきた民俗信仰が溶け合っていることに気づきます。

壁飾り・麦わら細工の太陽のオーナメント

古代ヨーロッパでは、太陽が力を失い、地上の生命力が衰えた冬枯れの季節に、暖かい光の復活を願い、新しい年の豊作を祈る祭を行っていました。これは冬至祭や収穫祭として今も各地に伝えられていますが、キリスト降誕の祝日は、太陽の復活を祝い、豊作を願うという土着の信仰をとり込むことを通して、大きな行事へと発展していったものいわれます。クリスマス飾りに登場するキャンドルや光を象徴する造形の美しさ、また麦わらや木の実など、豊かな実りを表現するオーナメント(=装飾)の多様性は、クリスマス行事の民俗的な心を語ってくれます。

ツリー飾り・麦わら細工の光のオーナメント(ドイツ・ニュルンベルク/ミュンヘン)

恒例となった当館のクリスマス展は、各地のクリスマス玩具やオーナメントを通して、クリスマスの意味を探る試みです。本年は、木や陶器や麦わらで作られるオーナメントの中から「光」を象徴する造形に焦点を当ててご紹介します。また、昨年冬、チェコやハンガリーのクリスマスマーケットにおいて現地採集したツリー飾りを中心に、ヨーロッパ各地のツリー飾り、光と影が幻想的な雰囲気を作り出すキャンドルスタンド、サンタクロース、アドベントカレンダーなど、900点をこえるクリスマス飾りが一堂に登場します。

ツリートップ・麦わら細工の天使のオーナメント(スイス)

太陽の光が弱くなり、大地が生命力を失う冬の最中に、温かく厳粛な気持ちで祝われるクリスマスの心を、私達の玩具コレクションが物語ってくれれば幸いです。

総数約900点。

ツリー飾り・ザイフェンの光のオーナメント(ドイツ・エルツゲビルゲ地方)


<会期中の展示解説会>
   日時=11月26日(日)・12月3日(日)・10日(日)・17日(日)・24日(日) 
                    ※各日 11:30~/14:00~ 

展示解説会風景


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