「御殿雛の世界」 | 日本玩具博物館

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展示・イベント案内

exhibition
特別展

春の特別展 「御殿雛の世界」

会期
2000年2月11日(金) 2000年5月23日(火)
会場
6号館

古代王朝時代の「ひいな遊び」の伝統を受け継ぎ、江戸時代に発展をみた雛祭りは、雛人形を中心に様々な人形や雛道具を飾って女児の幸福と健やかな成長を祈る行事へと徐々にまとまっていきました。
雛飾りに人形や諸道具を飾るための雛段が見られるようになるのは江戸時代初期のこと。毛氈(もうせん)の上に紙雛と内裏雛だけを並べ、背後に屏風を立てた二段ほどの簡素な飾り方でした。雛祭りが盛んになるにつれて、雛人形や添え人形、道具の類も賑やかになり、雛段の数も次第に増えて、天保の頃(1830年頃)の都市部では、今日以上といってよいほどの段飾りがなされていました。そうして江戸を中心に「段飾り」が発展する一方、京阪では、江戸時代後期になって「御殿飾り」が登場します。京都では、上段に内裏雛を飾る雛の館を御殿といいますが、その中に一対の雛人形を置く形式を御殿飾りと呼び習わして、昭和時代中頃まで近畿地方から西日本一帯で流行しました。

本展では、御殿飾り雛を中心に、江戸時代後期から明治時代の代表的な雛人形、約50組を展示して、雛飾りの移り変わりをたどります。

御殿飾り雛(大正末期/大阪の百貨店調製)


<会期中の催事>
展示解説会
展示室をまわりながら、各地域の雛人形の見どころについてご案内します。
   日時=2月11日(金/祝)・20(日)・3月19日(日)・20日(月/祝)
         ※各日 11:30~/14:30~ 45分程度
      3月5(日)・12(日) ※各日 14:30~ 45分程度

伝承会「姫路の姉さま・ぼんちこ」
城下町・姫路の家庭に伝承されてきた素朴な姉さまは「ぼんちこ」の作り方を講習します。  
   日時=3月5(日)・12(日) 10:00~15:00
   会場=ランプの家


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