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blog韓国の公営放送局(KBS)の取材を受けました
■今年も残すところ半月程になりました。暖冬のせいでしょうか、庭の早春に咲くはずの椿の花々が次々に咲き始め、驚いています。
■さて先日、韓国のKBS(国営韓国放送)の取材の依頼があり、本日、東京から支局長以下3名の方が取材のために来館されました。内容は「特派員現場報告」として日本各地のユニークな博物館4館が紹介される番組です。当館のほかに大阪日清ラーメン記念館、福井県立恐竜博物館、日光の東武ワールドスクウェアが紹介されます。放送は1月2日午前8時20分から40分間、韓国内に全国放送され、当館が8分ほど紹介されます。
■6号館の世界クリスマスの展示に続き、1号館では企画展「猿のおもちゃ」が始まりました。この展示では昭和初期に作られた沖縄張り子の猿、熊本の木の葉猿、長崎の古賀人形の猿、和歌山の瓦猿、神戸の長田神社の弾き猿、東京の柴又の御幣猿など、今から80年~100年も前に作られた今では見ることができない貴重な資料の数々が展示されています。
■他にも話題を呼んでいるのが83年前の申歳の年賀状です。大阪の村松百兎庵氏が収集されたもので、昭和7年の申歳のものが80余点並んでいます。どれもが斬新で格調の高いデザインであり、皆さん当時の文化度の高さに驚かれています。
■今年も多忙な一年でした。新年早々に東京の目黒雅叙園からの要請で同園の雛祭り、瀬戸内ひな紀行に御殿飾りやちりめん細工を出展。8会場のうちの4会場が当館の所蔵品で大きな反響があり、1月23日から3月8日までの期間中に6万人もの来場者があり好評でした。また元旦から1年間、地元の神戸新聞のコラム欄に「おもちゃの四季」と題して毎日、尾崎学芸員と交互で執筆し、この31日で終了します。読者の反響も大きく、好評裡に終えることができそうです。本に纏めればという声もあり、話が進みそうです。
■本といえば日本ヴォーグ社から来春1月末ごろに、私の監修による「基礎からわかる・ちりめん細工のつるし飾り」が出版されることになり、編集作業が大詰めを迎えています。当館のちりめん細工の講師の皆様の協力を得て7月ごろから取り掛かっていました。素晴らしい作品の数々が出揃い、創作作品もいくつかあり、皆様に喜ばれる本になりそうです。
■最後になりましたが大きな嬉しいお知らせです。6号館東のトイレは1980年に建設、汲み取り式でした。かねてより水洗式にという強い要望を皆様から聞いていました。それが姫路市商工会から小規模事業者持続化補助金の募集があると聞き応募したところ、50万円の補助金が認められ、10月から工事にかかっていました。全面的に改装し男女共用の水洗トイレが2か所、11月20日に完成しました。最新式トイレですが和の雰囲気を生かし、来館者に大変喜ばれています。経費は330万円と大きな負担ですが補助金のお陰で改修することができ、喜んでいます。
■本年もいろいろとお世話になりました。どうぞ良き新年をお迎え下さい。
(館長・井上重義)
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