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館長室から 2012.12.12

ベルギーのクリスマスマーケット

旅行会社の「ベルギーのクリスマスマーケット6日間」の旅に参加して、先週の6日~10日までベルギーに滞在。首都ブリュッセル、北西部の水の都「ブルージュ」、中世の町並みが美しい「ゲント」の三都市のクリスマスマーケットを訪ねました。これまでに私が訪ねたのはドイツ、オーストリア、チェコ、ハンガリー、スペイン、ポルトガルの主な都市のマーケットですが、規模や内容から心に残るのはドレスデンとウイーンです。珍しい麦わらのオーナメントなどを入手することが出来たからでもあります。この時期、ヨーロッパの各地では教会周辺の広場でクリスマスマーケットが開催されて賑わいますが、ポルトガルだけはマーケットが開催されず、教会の周辺は深閑としていました。オーナメントは土産物屋や雑貨店などで入手しました。

ゲントのクリスマスマーケット
ブリュッセルのクリスマスマーケット

今回の旅行の主な目的はクリスマスオーナメントの収集でした。しかし、ブリュッセルも、ブルージュも、ゲントも、教会周辺でマーケットが開かれて大勢の人で賑わっ ていたのですが、売られていたのは食べ物や飲み物や装身具などが中心で日本の夜店に似た雰囲気でした。肝心のクリスマスオーナメントなどを売る屋台は三都市ともに数軒しかなく、それも地元産でない、ロシア製、ドイツ製、メキシコ製といった外国製品でした。レースの本場とされるブルージュの屋台でレースを売る店を見つけ、やっと地元産のものが見つかったと買い求めたところ、後でMade in Germanyであることに気付きました。今回の旅では中国産のものを見かけることは少なかったのですが、屋台でガラス玉にレースが貼られた珍しいものを見つけましたが、確認すると中国製でした。

ブルージュのレース店で入手

ベルギーでは、クリスマスオーナメントはマーケットではなく、家庭用品などを扱う商店で売られていました。ブルージュではクリスマスマーケットが並ぶマルクト広場に面した雑貨店Dille-kamilleで売られているのを見つけました。オランダとベルギーの各地に店舗があり、小さな木の人形が布の服を着た可愛いものや木製のオーナメントなど斬新なものが多く、買い求める大勢の買い物客で賑わっていました。

ブルージュの雑貨店で入手したツリーの飾り
ブリュッセル郊外のマーケットで入手した地元の人が作った降誕人形
ポーランド製のガラス玉

ブリュッセルでは8日に、通訳の方の案内で郊外の住宅地で12月初旬の週末に3日間だけ開かれるクリスマスマーケットを訪れました。そこで小さな土の降誕人形とポーランド製のガラスのオーナメントを入手しました。有名な広場グラン・プラスの北にある証券取引所近くの家庭用品店MAISONS DU MONDEでもクリスマスオーナメントが売られていると案内いただきました。主として売られていたのはフランスのクリスマスツリー発祥の地とされるアルザス地方で作られたものと聞きましたが、ガラス玉のほかに松かさや蔓や綿などの自然素材で作られた玉など、さまざまなものが売られて大勢の買い物客で賑わっていました。

松かさの飾り
フランス製のガラス玉
綿の玉と銀玉の吊るし

ベルギーは四国の1.5倍ほどの広さの小さな国です。中世の美しい町並みが大切に保存され、郊外には美しい田園風景が広がっていました。しかし近年、手工芸品が急速に姿を消していると聞きました。他国では見かけた麦わら製品とも出合うことはありませんでした。(井上重義)

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