日本玩具博物館 - Japan Toy Musuem -

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お知らせ
2024.03.05

【お知らせ】館外ミニ展示のご案内

まねき食品株式会社(姫路市)が運営する、JR姫路駅在来線下りホームの立ち食いそば店「えきそば」が3月1日にリニューアルオープンしました。まねき食品の「えきそば」といえば、和風だしと黄色い中華麺の組み合わせが特徴で、国鉄‐JR姫路駅の名物として、時をこえ、多くの人に親しまれてきました。その「えきそば」昭和24年の販売開始から75年を迎え、姫路出身のイラストレーター・イヌイマサノリさんが手がけられたカラフルな外装に生まれ変わりました。
このリニューアルに当たって、店内には小展示コーナーがつくられたのですが、同社よりご依頼を受けて、当館所蔵の品々を展示させていただきました。

展示ケース・その1には、姫路が独楽の産地であることから、東北や九州各地の郷土独楽を合わせてご紹介しています。姫路では、木地の周囲に鉄輪をはめ、中心に鉄芯の通った独楽が広く遊ばれてきました。こまの胴にひもを巻きつけて、地面に投げて回して遊びます。東北の津軽地方特有のすりばち型の木製独楽の「ずぐり独楽」は、雪の上で回すため、芯の先が丸くなっています。一方、九州のこまは鉄芯が胴に打ち込まれているのが特徴で、強靭な鉄芯を利用し、回っている相手のこまに投げつけて遊びます。姫路独楽を中心に、北と南の郷土独楽の特徴をご覧ください。

展示ケース・その2には、当館所蔵のミニチュア玩具の動物・人形などの数々も展示しています。動物、乗り物、人形など、誰もが知る世界を小さく再現した可愛い作品が並べました。子どもから大人まで、さらに外国から姫路を訪ねてくださるお客さまにも喜ばれることを願っています。

店内には、日本玩具博物館の画像や皿コマ・飛び出し独楽などの回し方の動画も流れていますので、合わせてお楽しみくだされば幸いです。
 
まねき食品の竹田典高社長は、「今回のリニューアルは『世代を越えて語り継いでほしい』がコンセプト。多くの人に親しんでもらい継承してもらえれば」と話されています。営業時間は6時~24時です。JR姫路駅を利用される折には、ぜひ店内へお立ち寄り下さいませ。