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2025.06.03

*京都精華大学ギャラリーTerra-Sで開催される企画展「スケッチーズー八瀬の石黒さん家から見た世界」(6月27→8月3日)に参加協力いたします!

京都精華大学ギャラリーTerra-Sで開催されるユニークな企画展「スケッチーズー八瀬の石黒さん家から見た世界」(6月27→8月3日)に参加協力いたします!
https://gallery.kyoto-seika.ac.jp/exhibition/250627/


陶芸家・石黒宗麿(1893-1968)が京都洛北の八瀬に窯≪八瀬陶窯≫を築いてから90年、――本展は、施設管理を行う京都精華大学の伝統産業イノベーションセンター「八瀬プロジェクト」が企画するもので、八瀬の石黒さんが描き残したスケッチ・ブックを手掛かりに、八瀬陶窯に集った美術家や研究者らが「陶芸」「庭景」「集古」「建築」「玩具」の5チームを形成して、石黒さんと対話を続けてきたプロセスと現在までの成果が展示されます。

デザイナーの軸原ヨウスケさんや長友真昭さん、東洋美術の研究者にして郷土玩具蒐集家の山名伸生さんとともに、当館の尾崎学芸員が玩具チームに参加しています。ここでは、石黒さんがスケッチしていた大原女に寄せて、かつて童画家・武井武雄が❝京都名玩の一に挙げるべき❞と絶賛した「八瀬の麦わら大原女人形」に光を当てます。また、売れない時代に饅頭を売っていたという若き石黒さんを想い、大蔵永常の『広益国産考』を念頭に、伏見人形の「饅頭喰い」から広がる世界を描いていきます。

尾崎が再現した「八瀬の麦わら細工・大原女人形」

日本玩具博物館からは、明治・大正・昭和の貴重な郷土人形を出展協力しています。ギャラリー・トークやワークショップなども予定されていますので、日時を合わせてぜひ、ご来場ください。