「日本の祭りのおもちゃ」 | 日本玩具博物館

日本玩具博物館 - Japan Toy Musuem -

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展示・イベント案内

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企画展

秋の企画展 「日本の祭りのおもちゃ」

会期
2002年9月14日(土) 2002年11月19日(火)
会場
1号館

日本全国に四季折々の祭礼があります。豊作を祈るもの、豊漁と海上の安全を願うもの、疫病の退散を祈るものなど、人々は祭礼によって神との関係を深め、その行事の中に、暮らしの願いや祈りを込めてきました。祭囃子の笛や太鼓、獅子舞の先触れ、華やかな山車(だし)の曳きまわし、静かな神輿(みこし)の巡行……それらが登場する順序やストーリー、被り物の色、賑やかな音と郷愁を誘う音楽、そのすべてに、日本人が育んできた信仰や美意識が表現されています。

子どもにとっての祭は、夢と空想を誘う楽しい行事であり、祭への参加を通して村や町の一員としての誇りを育みました。祭日の露店では、山車、屋台、神輿、獅子頭、天狗、おかめや火男(ひょっとこ)の面など、地域の祭礼にちなんだ玩具が売られ、それらを買ってもらった子どもたちは、祭が終わった後も、その様子をまねて遊び、夢の余韻を楽しんだのでした。こうした玩具は、それぞれの地域の屋台や獅子頭などの特徴をよくとらえて作られているため、日本各地の祭礼習俗を物語ってくれる資料でもあります。

本展では、人々の暮らしの中から生まれたふるさとの祭礼玩具、約350点を項目別、地域別に展観するものです。展示品の中には、廃絶して今では地元でも見ることの出来ないものも多く含まれています。明るく華やかな祭りの玩具の数々は、かつての日本のハレの日の風景を甦らせてくれることでしょう。

展示総数 約350点


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