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お知らせ
*夏季テーマ展示「子どもの着物や節句飾りのなかの≪桃太郎≫~世界大戦へと向かうころ~」は、明日7月3日よりご覧いただけます
●休館日を利用して、2号館の特別陳列コーナーを展示替えいたしました。太平洋戦争終戦から80年となる今夏、日本が戦争に向かっていくころの子ども文化のなかから、≪桃太郎≫を取り上げています。

●日中戦争から大東亜戦争へと向かう時代、その≪桃太郎≫が、端午の節句飾りにも子どもの晴れ着にも年賀状のデザインにも、そして日常の絵本や玩具や人形の題材にも急速に増えていくことはよく知られています。1940年代に入ると、当時の政府海軍省からの指令により、桃太郎を主役とする❝少国民❞向けのアニメーション映画も制作されました。
●本展は小さなコーナー陳列ですが、当時の桃太郎の姿を通して、昔噺の世界が時代背景によってさまざまな彩りと象徴性をもち得ることに想いをめぐらせていただければと思います。展示が出来上がっていますので、明日7月3日より公開いたします。2号館常設展の「日本の近代玩具のあゆみⅠ~明治・大正・昭和~」と合わせてご覧ください。
*夏季テーマ展示「子どもの着物や節句飾りのなかの≪桃太郎≫」→★