「世界のクリスマス物語」 | 日本玩具博物館

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特別展

冬の特別展 「世界のクリスマス物語」

会期
2005年10月22日(土) 2006年1月24日(火)
会場
6号館
ツリー飾り・ボヘミアグラスの・光のオーナメント’(チェコ)

古代ヨーロッパでは、太陽が力を失い、地上の生命力が衰えた冬枯れの季節に、温かい光の復活を願い、新しい年の豊作を祈る祭を行っていました。キリスト降誕の祝日は、太陽の復活を祝い、豊作を願うという土着の信仰をとり込むことを通して、大きな行事へ発展していったと言われています。クリスマス飾りに登場する光を象徴する造形の美しさ、また麦わらや木の実などの豊作を表現するオーナメント(=装飾)の多様性からも、クリスマスがもつ意味をうかがい知ることが出来ます。  

やがて、クリスマスはキリスト教の普及とともに世界各地へと拡がり、それぞれの地の信仰や習俗と結びついて定着すると、アメリカでもアジアでもアフリカでもユニークな造形が花開きました。

恒例となった当館のクリスマス展、本年は、世界約45ヶ国のクリスマス資料をヨーロッパ、アメリカ、中近東・アフリカ、アジア・オセアニアの4地域にわけて展示し、あわせてクリスマスをめぐる各地の物語を紹介しながら、地域ごとにクリスマス飾りの特徴を探ります。本場ヨーロッパの伝統豊かなオーナメントはもちろんですが、これまで当館ではあまり取り上げてこなかったジンバブエやカメルーン、南アフリカ、マダガスカルなど、アフリカ大陸の民芸的なクリスマ造形も見どころです。

また、本年が「日本におけるドイツ年」にあたることから、「ドイツのクリスマス」を紹介するコーナーも設けています。―――遠い国々の様々な冬に思いをはせながら、クリスマス行事の奥行の深さを感じていただければと思います。

展示総数 約1000点。




会期中には、恒例の展示解説会、クリスマス飾を作るワークショップ、さらにクリスマス絵本の朗読会を開催いたします。日時を合わせてご来館下さいませ。
 ●展示解説会
    日時=11月20日(日)・23日(水/祝)・12月4日(日)・11日(日)・18日(日)・
       23日(金/祝)・25日(日) 
       ※各日 14:00~ 45分程度 
 ワークショップ 「麦わらの星と太陽を作ろう」
    日時=12月3日(土) 13:30~15:00
 ●絵本朗読会
    日時=12月18日(日)・23日(金/祝)・24日(土)・25日(日)
       ※各日 11:00~/13:00~

<会期中の他館でのクリスマス展>
 熊取市民センター煉瓦館「世界のクリスマス」
    会期=2005年12月4日~12月25日
   
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