日本玩具博物館 - Japan Toy Musuem -

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学芸室から 2018.08.27

おもちゃ館の夏休みその1

年々暑さが増す中で、とくに記録的な酷暑、各地に甚大な被害をもたらした豪雨に相次ぐ台風とあまりに過酷な2018年の夏ですが、立秋が過ぎ、香寺町の空は少し高くなりはじめました。当館の周辺には赤とんぼが飛び回っています。

夏休みおもちゃづくり教室
夏休みおもちゃづくり教室にご参加くださったみなさま、どうもありがとうございました。6号館2階のオールマイティ部屋(ワークショップをしたり、講座をしたり、展示準備をしたりなんでも)には、子どもたちとそのご家族で、回によっては、満席状態になりながらも、みなさん真剣に楽しくおもちゃづくりに熱中してくださいました^^

       

   



「日中架け橋の会」から中国人留学生のみなさんがご来館
夏の一ヶ月の間、神戸で日本語を学ぶ約200名の中国人留学生(四川省や江蘇省など中国各地からのようです)のみなさんが4日にわかれて、当館を訪れてくださり、館内の見学とかくれ屏風のおもちゃ作りを体験してくださいました。広く日本文化にも興味をもってくれていて、日本の玩具のお話にも熱心に耳を傾けてくれていて、こま遊びにも熱中!日本語のレベルもそれぞれなので、お互いに通訳をしながら学生さん同士が感心する微笑ましい様子も見受けられました。

かくれ屏風づくりは、やはりしかけに興味津々!館長が見本をみせると「おー!なんで!?」と歓声があがり、館長指導のもと、実際に自分たちで作ってもらうと何度も試して楽しんでくれていました。みなさんとても丁寧に糊付けをしたり、千代紙を切って作っている様子が印象的でした。色紙は赤が人気で、最初に選んだ色も赤色と取り替えたりする人がいて、中国では赤色はおめでたい色であり、厄除けの色であり、様々な習俗で赤色が取り入れられていますが、若い世代でも赤を選ぶ人が多いんだなと興味深かったです。
短い時間ではありましたが、日本での思い出の1つとなってまた、日本に遊びに来てくれると嬉しく思います^^

(学芸員・原田悠里)

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