日本玩具博物館 - Japan Toy Musuem -

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館長室から 2015.09.21

大型連休の最中に

大型連休の最中ですが、連日大勢がご来館下さり、久しぶりの大賑わい。今日は一般来館者が170名を超えました。そして「小さな博物館だと思っていたのに、大きな、そして見どころいっぱいの内容に驚きました。ほんとうに来てよかった」とのお言葉を賜り、さらには展示物だけでなく、周辺の雰囲気も素晴らしいと嬉しいお言葉をいただきました。

ツリバナの実(5号館の前)


尾崎学芸員も<ブログ「学芸室から」2015年9月21日>で書いていますが、5号館ランプの家の東側の小道に赤・黄・白の彼岸花が咲き、連休中は楽しめそうです。それに4号館から6号館への小道は赤と白の可憐な水引草が咲き乱れて秋の雰囲気を醸し出し、都会暮らしの方にとっては別世界と言えるのかもしれません。そして6号館には昔遊んだことがある、懐かしいおもちゃがずらりと並び、感動されるのでしょうか。今日もまた、受付の担当者から呼び出しがあり行くと、「はじめてきましたが感動しました。こんな素晴らしい博物館をよくぞ創られました」と、お言葉をいただきました。宝塚から来館下さった方でした。

「館長室から」は仕事に追われ、来客も相次ぎ、気になりながら前号から2カ月も経ちました。今年1年間は神戸新聞のコラムの連載が毎日、尾崎学芸員と交互に続いていることや、PHP研究所から今月発刊された『昔の玩具大図鑑』の監修を引き受けたこと、さらには来春早々に日本ヴォーグ社から『ちりめん細工つるし飾りの基礎』シリーズの第3冊目が出ることになって、その準備に追われています。
『昔の玩具大図鑑』(PHP研究所刊)は、「楽しい調べ学習シリーズ」の一環として9月7日付で発刊されました。昔の玩具といっても江戸や明治期のものが中心ではなく、昭和時代のものが主流です。野球ゲームや人生ゲーム、黒ひげ危機一髪、それにミニ四駆やガンプラなどのプラモデルなども取り上げられ、時代の流れを感じました。

『ちりめん細工つるし飾りの基礎』の3冊目は、日本ヴォーグ社からこれまでに出版された「つるし飾りの基礎2冊に続くものです。制作をお願いした、ちりめん細工の講師方からは創作作品や趣向を凝らしたユニークな吊るし飾りが続々と届いています。今月中には作品が出揃いますので、来月早々には日本ヴォーグ社に届け、編集作業が始まります。

(館長・井上重義)

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