6万人を超え、目黒雅叙園「百段雛まつり」終了 | 日本玩具博物館

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館長室から 2015.03.11

6万人を超え、目黒雅叙園「百段雛まつり」終了

1月23日から東京の目黒雅叙園で開催されていました「百段雛まつり 瀬戸内ひな紀行」が3月8日で終了しました。撤収作業のために私は8日から上京し、午後3時ごろに会場を訪れました。最終日とあって大勢の来場者があり、会場は大変な賑わいでした。

百段雛まつり―目黒雅叙園入口のパネル

入場者は昨年よりも1万人多く、6万人を超えたとお聞きしました。今回の雛まつり展でなによりも嬉しかったのは、当館が所蔵する江戸時代に江戸で制作された古今雛が、今回の展示を象徴する雛人形としてポスターに使われ、会場でも大きく引き伸ばされて飾られていたことです。普段は何気なしに見ていた雛人形が高い評価を受け、晴れの舞台で活躍する姿に感動しました。

当館からの出展は一番下の十畝の間に御殿飾りが6組。4番目の静水の間には江戸と明治時代に制作された江戸製と京都製の当時の上製の雛人形が6組と当時の道具類の数々が展示され、格調高い展示構成になっていました。さらに頂上の間には昭和初期の東京製の雛人形2組を中心に、ちりめん細工の傘飾りや雛祭りに因むちりめん細工の数々が飾られ、1階の展示スペースにも大型の8点のつるし飾りが展示され、大勢の皆様がその前で記念撮影をされているのが印象的でした。

大賑わいの十畝の間

今回出展した雛人形は、寄贈を受けたものと、当館にとって必要な資料だと考えて20数年前から本格的に収集してきた資料です。今回の晴れの舞台での展示で当館の雛人形コレクションが輝き始めたと思います。ご覧下った東京の知人からも「2月に徳川美術館のお雛様展を拝見したのですが、日本玩具博物館のお雛様のコレクションの素晴らしさは、圧巻ですね。本当に素晴らしかったです」と嬉しいメールが届きました。出展資料は明日12日に当館に戻りますが、来年度の当館での展示は、これらの雛人形を中心にした展示をと考えています。

格調高いと好評だった静水の間の展示

良い機会を与えて下さった、目黒雅叙園の皆様に心からお礼を申し上げる次第です。

1号館の展示は2月28日から、企画展「世界の鳥の造形」が始まりました。通常、1号館では300~400点の展示なのですが、今回は2号館の一部にも復活祭に関わるイースターエッグを展示し、総数では約700点もの資料が並びました。詳しくはHPの展示情報欄で紹介していますが、場所によっては展示品が5段にも並び、過密ともいえる展示ですが、ボリュームたっぷりのすばらしい展示になりました。

現在では入手不可能なものが多く、これほどの数量の鳥に関わる玩具や造形物が並ぶのは全国でも珍しいと思います。愛鳥家の皆様にはぜひお誘いあってのご来館をお待ちしています。

(館長・井上重義)

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