日本玩具博物館 - Japan Toy Musuem -

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学芸室から 2015.03.07

プレイコーナーの人気もの

◎2号館と3号館展示室のプレイコーナーには、それぞれ東北地方の木地玩具とヨーロッパの木製玩具を出しているのですが、来館する子ども達にいつも大人気。ドイツ、ベック社のクーゲルバーンも、スウェーデン、ブリオ社のレールセットも、歴代の子ども達に遊ばれてつやつや光っています。その中に昨年末、北九州のおもちゃ作家、湯元桂二さんの新作おもちゃが加わりました。

◎お家の煙突から27個の木の玉をひとつずつ、入れて、入れて、また入れて、全部入ったところで、お家の扉をコンコン♪コンコン♪とノックします。そして、そっと扉と開くと、27個の木の玉がダダダダダダダダッ~と流れ出てくるのです。子どもたちはビックリ仰天、大喜び!!何度も何度も何度も木の玉を入れてはドアを開け、その度にビックリ仰天して遊び続けています。流れ出してくる木の玉の 動きは、家の庭に見立てられた白いロープでせき止められ、遠くへ転がって行ったりしないのです。やがて、子ども達はお家のアプローチにエストニアの木の車を駐車させたり、庭でチェコのペンギン車を遊ばせたりして、遊びを広げていきます。これは素晴しいおもちゃです。

◎湯元さんからは、ペットボトルをつかったビー玉レースのおもちゃや、カタツムリの坂道下りのおもちゃなど、数々の寄贈をいただいておりますが、どの作品も子どもの遊び心を満足させる力があります。湯元さんご自身が子ども心にあふれた、とても優しい方なのです。

◎来館される子どもさんの中には、プレイコーナーの中で特にお気に入りとなるおもちゃに出合い、そこを離れられなくなって、閉館時間になっても帰れなくなるぐらい夢中で遊ぶ姿も見られます。親御さんに見守られて、自分の世界で遊び続けられるとき、小さな子たちは皆、幸せな笑みを浮かべています。精神的な安定はこのような時間の積み重ねの中で得られていくものなのでしょうね。
◎ご来館の皆様には、プレイコーナーでお気に入りのおもちゃに出合っていただきたく思います。(尾崎織女)

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