クリスマスの過ごし方 | 日本玩具博物館

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学芸室から 2011.12.20

クリスマスの過ごし方

今冬も、世界のクリスマス展が好評です。“うわぁ~、きれい~”と歓声をあげながら、6号館へ入って来られる方々、“くりちゅまちゅ~!”と展示ケースに駆け寄ってくる小さな子どもたち。展示会場に居ると、そんな来館者の声が嬉しい12月です。今冬も恒例により、日曜日ごとに展示解説会を開いています。展示ケースの中から各地のクリスマス飾りを取り出し、それにまつわる地域独特の習俗をお話することで、クリスマスの意味を探っていくものですが、毎回、30名ほどの方々が熱心に聴講して下さっています。私がクリスマス展を担当するようになって20年、この展示解説会の中で、子どもたちも若いご夫婦もおじいちゃま、おばあちゃまも、みんな一緒に同じキャンドルの灯を囲むひとときは、私にとっても、なくてはならない大切な時間となっています。

解説会風景

また、世界のクリスマス飾りの中から、何かひとつ取り上げ、毎年、講座を行っています。麦わら細工や切り紙細工、木の実細工など、自然素材を使って手作りしながら、ヨーロッパのオーナメントを学んでいくワークショップです。今年はデンマークの“ハート型のオーナメント”を取り上げました。この講座も、毎年、楽しみにご参加下さる方があります。一人でも多くの方々に、誰かと一緒に物づくりをする楽しみを味わっていただきたいと思っています。

12月23日、25日には、倉主真奈さんをお迎えして、クリスマス絵本の朗読会を開催します。今年は新しく、クリスマス絵本のコレクションを増やしていますので、楽しみにご来場くださいませ。

絵本のある展示室

さて、トップページでもご紹介しておりますように、12月23日からクリスマスにかけての3日間、兵庫県民会館「県民アートギャラリー」において、『ひょうごミュージアム・フェア2011』が開催されます。これは、兵庫県内のミュージアムの魅力を県内外に広く発信していこうと、“兵庫県博物館協会”に加盟する県下の博物館施設が一堂に集まるもので、第1回目は、播磨地区の加盟館47館が協力し合い、楽しい会場を作ります。 親子向けのワークショップも各館が多数企画し、播磨地区のミュージアムの個性ある活動の一端をひとところで味わっていただける催しです。
  
日時  平成23年12月23日(金・祝)~25日(日) 10:00~17:00
    (最終日は16:00まで)
会場  兵庫県民アートギャラリー・大展示室と中展示室
    (神戸市中央区下山手通4-16-3 兵庫県民会館2階)
      http://hyogo-arts.or.jp/arts/gyarari/top.htm
入場無料

日本玩具博物館からは、クリスマスをテーマにした小さな展示ブースをつくる他、12月24日と25日にはブースのなかでワークショップを開催いたします。クリスマスのハート型のクリスマスオーナメント、イースターの鳴くニワトリ、それから、江戸時代の楽しいおもちゃを作ります。本日は、私たちのブースの展示シミュレーション作業を終え、出展の準備が完了いたしました。クリスマスの思い出に、ご家族揃ってご参加下さいますようお待ちいたしております。

(学芸員・尾崎織女)

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