「四季を彩るちりめん細工」 | 日本玩具博物館

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企画展

春の企画展 「四季を彩るちりめん細工」

会期
2001年3月3日(土) 2001年6月19日(火)
会場
1号館

江戸時代、御殿女中や武家や商家など、裕福な家庭の女性達の手で、ちりめんの小裂を縫いつなぎ、美しく小さな袋物や小箱が作られていました。モチーフとして選ばれる花や動物、また器物の形には古くから日本人が伝えてきた吉祥や魔よけの意味が込められ、それを持つ人の健康や幸福が願われるものでもありました。明治時代に入ると、こうした「ちりめん細工」が女学校の教材として取り上げられ、女学生達は伝承に基づき、意匠をこらした佳品作りを競い合いました。作品は、主に香入れや琴爪入れ、子どもの守りとして使用さたようです。中部地方には、嫁入り箪笥の上に飾って持参する風習も残されています。 

女学校の教科書『裁縫おさいくもの』 伊藤文子・小川錠子・高田久子(共立女子職業学校教師)著/明治42年・大倉書店(東京都)刊
女学校の教科書『裁縫おさいくもの』 伊藤文子・遠藤錠子・高田久子(共立女子職業学校教師)著/明治45年・大倉書店(東京都)刊

時を経て作り伝えられてきたちりめん細工も、戦争による世の中の混乱や生活様式の変化の中で、いつしか忘れられた存在になりました。ちりめん細工のすばらしさに気付いた当館では、古作品や文献資料の収集を行い、また展覧会や講習会を開催して、その復興と普及に努めてきました。当館が復刻した古文献は2冊、当館ちりめん細工の会の会員とともに作り上げた書物は既に5冊ありますが、昨年12月、『四季を彩るちりめん細工(当館館長・井上重義監修/雄鶏社刊)』を新たに上梓しました。本展では、この本の出版を記念し、掲載作品を中心に四季を追って約350点を紹介致します。


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前の企画展 → 冬の企画展*2001「双六と歌留多」
同時開催のテーマ展 → 初夏のテーマ展*2001「端午の節句と金太郎」 
次の企画展 → 夏の企画展*2001「おもちゃで綴る20世紀」