日本玩具博物館 - Japan Toy Musuem -

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展示・イベント案内 exhibition

企画展

時代を映す玩具のギャラリー 「平成おもちゃ文化史」

会期
2019年3月26日(火) 2020年3月10日(火)
会場
1号館

昭和後期から平成時代を彩った玩具を取り上げ、過ぎていった約30年の流行玩具の移り変わりをご紹介します。

1989年、バブル真っただ中に華やかにはじまった平成は、グローバル化が進み、技術革新によってライフスタイルが大きく変化した時代です。子どもたちが手にする玩具は、遊びの道具でありながら、その造形、技術やテーマにも文化のあり様が反映され、時代の精神が表現されているので、わたしたちは玩具を通して時代を振り返ることができます。

玩具の平成時代は、テレビゲーム、携帯ゲーム、スマートフォンゲーム…とゲーム機器の発展が玩具界に大きな変革をもたらし、さまざまな玩具が電子化の影響を受けます。また、マンガ、アニメの人気に加え、ゲームやテレビCMに登場するキャラクター玩具も数多く誕生しました。その一方で木製玩具や地球環境に配慮したエコロジー玩具、ボードゲームなどのアナログ玩具にも注目が集まります。

本展では、昭和後期から平成時代を彩った商品玩具を年代ごとに展示し、過ぎていった30年の流行玩具を移り代わりを追います。また、子どもたちを夢中にさせる玩具の要素を取り上げ、世代を超えて楽しまれてきた玩具についても紹介します。 

玩具の視点から平成時代を振り返り、未来に伝えたい玩具や遊びの姿について考える機会となれば幸いです◎ (展示総数 約400点)


昭和50~60年代

「宇宙戦艦ヤマト」「機動戦士ガンダム」「キン肉マン」「アラレちゃん」などのテレビアニメが人気を博し、それらのキャラクター玩具が人気を呼びます。昭和56年に「ゲーム&ウォッチ」、昭和57年に「ファミリーコンピューター」が登場すると、子どもの世界に電子ゲームが定着します。昭和50年代後半には、ファンシー雑貨と文房具の融合が注目されるようになり、キャラクター文房具や「なめ猫」「キン肉マン消しゴム」など、子どもたちの小遣いで買うことができる駄菓子屋玩具の再ブームが起こります。

昭和60年代には、ビックリマン「悪魔VS天使シール」や「ドラゴンクエスト」「シルバニアファミリー」など平成を通して人気を博す玩具やゲームソフトが多数登場します。 

  


平成初期

平成元年に「ゲームボーイ」が登場すると、各メーカーが次々とゲーム機を発表し、新世代家庭ゲーム機が普及します。平成9年には、「たまごっち」が社会的な大ブームとなりました。また、テレビアニメの放映数、マンガ雑誌の発行部数も拡大し、登場するキャラクターの本格的ななりきり玩具やアイテムの人気も高まります。

ゲーム・テレビが玩具界に浸透するなか、平成5年の京都会議を契機に、素材や動力など、地球環境への配慮を意識した玩具が登場します。

 


平成10年代

平成10年代前半、テレビアニメ、マンガ、テレビCM、映画、ゲームのキャラクター玩具の人気は不動のものとなります。バーチャルペット「ファービー」やロボット玩具「AIBO」など、電池や電源を使って複雑な動きをしたり、音を出したり、あるいは、センサー反応で遊ぶ人形やぬいぐるみが登場します。平成10年代後半からは、「遊戯王カード」、「甲虫王者ムシキング」「オシャレ魔女ラブandベリー」など、トレーディングカードゲームが大流行します。


平成20年代

平成20年代前半は、本格的な料理を「のりまきまっきー」や「こねパン」などクッキングトイが数多く登場します。平成10年代から人気が続く「ポケットモンスター」や、平成25年「妖怪ウォッチ」ブームにより、玩具メーカーがマンガやアニメ、映画、ゲームとタイアップしながら戦略的に開発を行うようになります。

近年は、ネット動画やSNSなど、子どもたちが触れるメディアが多様化し、そこで取り上げられる玩具や遊びが、ブームを巻き起こす現象もおきています。

また、平成20年代は各地で多くの自然災害を経験し、復興の中、室内で楽しむことができる、ボードゲームなどのアナログ玩具やペーパークラフトやダンボール玩具なども再注目されはじめました。