展示・イベント案内
exhibition冬の特別展 「世界クリスマス紀行」
- 会期
- 2006年10月21日(土) 2007年1月23日(火)
- 会場
- 6号館
*古代ヨーロッパでは、太陽が力を失い、地上の生命力が衰えた冬枯れの季節に、光の復活を願い、新しい年の豊作を祈る祭を行っていました。これは冬至祭や収穫祭として今も各地に伝えられていますが、キリスト降誕を祝うクリスマスは、こうした土着の信仰をとり込むことを通して、大きな行事へと発展していったものともいわれています。クリスマス飾りに登場するキャンドルの灯や光を象徴する造形の美しさ、また麦わらや木の実などの豊かな実りを表現するオーナメント(=装飾)の多様性からも、クリスマスがもつ奥深い意味をうかがい知ることが出来ます。やがて、クリスマス行事はキリスト教の普及とともに世界各地へと拡がると、それぞれの地で、冬の習俗と結びついてユニークな文化を花開かせました。
*恒例となった当館のクリスマス展は、クリスマス飾りを通して世界各地のクリスマス風景を描き、この行事の意味を探る試みです。本年は、世界約45ヶ国のクリスマスに登場するオーナメントの数々を「ヨーロッパ~北欧・中欧・東欧・南欧~」「アメリカ~北米・中南米~」「アフリカ」「アジア」の地域ごとに展示し、各地のクリスマス飾りの特徴を紹介します。
*世界各地の民族色豊かなクリスマス飾りが一堂に。遠い国々のクリスマスに思いをはせながら、クリスマス行事の奥行の深さを感じていただければと思います。
★展示総数約1,000点。
<会期中の催事>
●解説会
日時=11月23日(木/祝)・26日(日)・12月10日(日)・17(日)・23日(土/祝)・24日(祝)
※各日 14:00~
●ワークショップ 窓飾り*麦穂の天使を作ろう
日時=12月16日(土) 13:30~15:30
●絵本朗読会
日時=12月17日(日)・23日(土/祝)・24日(日)
※各日 11:00~/13:00~
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