「世界のクリスマス造形」 | 日本玩具博物館

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展示・イベント案内

exhibition
特別展

冬の特別展 「世界のクリスマス造形」

会期
2003年10月11日(土) 2004年1月27日(火)
会場
6号館
ベオグラードのお菓子のオーナメント(セルビア)

クリスマスはキリストの誕生を祝う行事ですが、そこに表われる造形を見ると、ヨーロッパが古くから伝えてきた民俗的な祭の心が深く溶け合っていることがわかります。古代ヨーロッパでは、太陽が力を失い、地上の生命力が衰えた冬枯れの季節に、暖かい光の復活を願い、新しい年の豊作を祈る祭を行っていました。これは冬至祭や収穫祭として今も各地に伝えられていますが、キリスト降誕の祝日は、こうした土着の信仰をとり込むことをよって大きな行事へと発展していったものと思われます。             

恒例となった当館のクリスマス展は、各地の人形や玩具、オーナメント(=装飾)を通してクリスマスの意味を探る試みです。本年は、世界45ヶ国の1000点をこえるクリスマス飾りが一堂に―――。木の実やパン、麦わら、きびがらなどで作られたツリー飾り、サンタクロース、キリスト降誕人形、キャンドルスタンドなどの中に、「収穫感謝の心」「光の復活を祝う心」「豊かさを祈る心」「生命を慈しむ心」――これら4つの意味を求めます。

また、「世界のクリスマスツリー」のコーナーは、北欧、東欧、中欧、南欧、北米、中南米、アジアにわけて展示し、オーナメント造形の中から地域的な特色を探ります。初公開は、昨冬、ベオグラードの冬のマーケットにおいて現地採集したセルビア地方(ユーゴスラビア)のクリスマス飾りの色々。素朴で厳かなクリスマス造形をどうぞお楽しみ下さい。

展示総数 約1,000点

   


<会期中の催事>
展示解説会
  日時=11月23日(日)・30日(日) 14:00~
      12月7日(日)・14日(日)・21日(日)・23日(火/祝) 11:30~/14:00~  
  会場=6号館特別展示室
  解説=当館学芸員・尾崎織女

ワークショップ・麦わら細工のオーナメント
  麦穂の天使・・・日時=12月6日(土) 13:30~
  ◇麦わら細工と木の実のオーナメント・・・日時=12月13日(土) 13:30~
     会場=ランプの家
     指導=当館学芸員・尾崎織女


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