日本玩具博物館 - Japan Toy Musuem -

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今月のおもちゃ Toys of this month

2004年10月

「六羽のフクロウ笛」

  • 1980年代
  • ペルー/土

 古代ギリシャでは学芸の神・アテナの使いの鳥として信仰を受けたフクロウは、夜の悪霊や外敵から人々を守ってくれる鳥として、世界中で敬愛されてきました。夜のとばりの中で目をらんらんと光らせているからでしょう。

 愛らしい目をした六羽のフクロウがおしくらまんじゅうをしているようなこの作品は、南米ペルーからやってきました。高さ10㎝。茶と白で彩色されたフクロウたちは、全体に素焼きの笛に作られているのです。

 小さな吹き口から息を吹き込むと、ヒュー、ヒューと風が吹きぬけるような音が響きます。六羽それぞれが風箱になっているので、よく耳を傾けると、六種類の音が一度に鳴っているようです。アンデスを駆け抜ける風の中で吹き鳴らすと、自然の中に溶け込んでいくことでしょう。