「皿ずぐり・かぶずぐり」 | 日本玩具博物館

日本玩具博物館 - Japan Toy Musuem -

Language

今月のおもちゃ

Toys of this month
2013年1月

「皿ずぐり・かぶずぐり」

  • 昭和30~40年代
  • 青森県黒石市・大鰐町/木

日本は世界的なコマの宝庫といえる国です。北から南まで風土の中から生まれた多彩なコマがあります。
 中でも雪国の青森県津軽地方には雪の上で回して遊ぶ、すり鉢型をした「ずぐり」と呼ばれるコマがあります。弘前や温湯温泉や大鰐温泉などで、木地師たちが雪国の子どもたちの玩具として作り始めたと伝わります。コマの内側には段々に赤、黄、緑、紫などのろくろ模様が美しく描かれています。

 黒石市では、毎年2月に「ずぐり回し大会」があります。今年も2月9日(土)に開催され、踏み固めた雪の上で、藁縄の紐を使って回し、回転時間を競います。

 詳細は、黒石商工会議所(TEL 0172-52-4316)か黒石観光協会(TEL 0172-52-3488)にお問い合わせください。
 これらのコマは、現在開催中の1号館「日本のコマ・世界のコマ」展でご紹介しています。