「ひょうたん細工のキリン」 | 日本玩具博物館

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今月のおもちゃ

Toys of this month
2015年10月

「ひょうたん細工のキリン」

  • 2000年代
  • ブルキナファソ/瓢箪・木

 こちらは西アフリカに位置するブルキナファソで作られた、ひょうたん細工のキリンです。アフリカではひょうたんは非常に身近な素材で、日常生活の様々なものに使われています。ブルキナファソにおいても、日常で使う容器はもちろん、ひょうたんの外面を彫ったり色をつけたりして装飾がほどこされたランプや、儀式祭礼に使われる入れ物、太鼓やバラフォンと呼ばれる木琴やガラガラなどの楽器、そして今回ご紹介する玩具などにも使われています。

 ひょうたんの丸い形を胴に見立てた、印象的でユニークな形のキリンの玩具は、中の空洞を利用してキリンの長い首がゆらゆらと揺れるようになっています。目や体の模様は焼きごてで描かれています。近年、ブルキナファソのお土産物屋では、キリンのほかにもゾウやガゼル、カバ、カメなどをモチーフにしたひょうたん細工の動物が多く見られるようになりました。
 現在1号館で開催中の「世界の動物造形」展でご紹介しています。