海外の人形玩具愛好家や研究者、博物館からのリクエストメールが相次ぐ秋 | 日本玩具博物館

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学芸室から 2026.10.15

海外の人形玩具愛好家や研究者、博物館からのリクエストメールが相次ぐ秋

●播磨地方は秋祭りのシーズン。窓を開けると、祭り太鼓の響きとともに、涼やかな風にのって金木犀の香りがわたってきます。長く続いた残暑をこえて、やっと秋らしい空と空気に包まれる日々、皆さまにはいかがお過ごしでしょうか。


●ネット上の翻訳サービスの機能が驚くほど向上したためでしょうか、玩具博の公式ウェブサイト上のアーカイブ( 書き過ぎなぐらいに奥が深い)が、かなり正確に各地の言語へと翻訳されるためでしょうか、——今年に入ってから、玩具博のPCアドレスにも、筆者個人のPCアドレスにも、またプライベートのアドレスにも、一日数件の割合で、海外の研究者や博物館関係者、玩具製作者、学生さん、個人…などから様々なリクエストメールが届くようになり、異国におられる方に理解していただけるようお応えするのに毎夜、毎夜、あたふたとして返信に心を砕く秋です。

――たとえば、それらは、①オランダの人形愛好家から幕末期の武者飾り「大将」の持ち物について教えてほしいという依頼であったり、➁イスラエルの玩具デザイナーから姫路訪問についてのリクエストであったり、③スペインの教育玩具研究を行う学生さんから故・遠藤欣一郎氏とアポロ社再建のいきさつについての質問あったり、④ギリシャのアーティストから日本の鳥笛やその他の音具について、かなり深いいくつかの見解をもとめるものであったり、⑤ドイツ・ハーナウの人形博物館から、神戸人形の歴史や製造データについてのお問い合わせであったり、⑥ベルギーの武者人形愛好家から、甲冑飾りの製作者について教えてほしいという依頼であったり・・・etc.・・・。


●正直、骨の折れることですが、それぞれにお応えすることで自身の学びにもつながるし、日本玩具博物館のネットワークが広がるし、社会貢献に適っているかとも思います。私が当館にお世話になった1990年代初頭をふり返れば、このように世界各地の方々と人形玩具をとりまく文化についてやり取りできる時代がやってこようとは夢のようだとも感じています。これまで培ってきた人的ネットワークにもお世話になりながら、日本の人形玩具文化に関心をもっていただけることに感謝をして、できるだけ丁寧にお応えしていこうと思っています。

●人形玩具を扱う皆さま、また様々な分野の専門館の皆さまにはご協力を仰ぐこともあるかと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。

(学芸員・尾崎織女)

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