日本玩具博物館 - Japan Toy Musuem -

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学芸室から 2014.11.29

落葉の季節の草花遊び 

今年は紅葉の当たり年でしょうか。街も野山も紅葉黄葉が鮮やかで美しいですね! 里山のような玩具博物館の庭もドウダンツツジやサクラやカエデの紅葉が綺麗です。今年は、館の玄関脇にあるハクモクレンがこれまで にないような大きな葉をつけて、風が吹くと、狸色の落葉をバラまいています。バサッ、バサッと音を立てて…。子どもの顔の大きさほどもあるその落葉を拾って、葉っぱの仮面を作りました。ススキの穂や小さい落葉をヒゲや耳に見立てた動物のお面です。この季節、自然の中のものを集めて、草花遊びが楽しいですね。

ハクモクレンの葉のお面

   

例えば、ススキの穂を集めて、「ススキミミズク」を作ってみませんか?! ススキミミズクといえば、東京豊島区雑司ヶ谷鬼子母神の授与玩具として有名ですが、播州育ちに私にとっては、それは故郷の秋の思い出に満ちた手遊びです。ススキの穂をとってミミズクをつくることは、子どもたちの世界で行われていたのではないでしょうか。

ススキの穂で作るミミズク

   

作り方は簡単。野原でススキを見つけたら、20本ほど穂を抜いてもち帰りましょう。10本ほどを束ねてその真ん中あたりを結びとめます。結びとめたところから上部の穂を折り返して頭の形を決め、首のところを紐で結びます。羽根になるススキの穂を胴体まわりに巻きとめて、首を基点に折り返し、脚元を縛りとめて出来上がり。ナンテンの葉っぱを耳に木の枝などを目やくちばしに見立てて、頭部に差し入れます。本当に簡単に作れるんです。若いススキの穂で作ったミミズクは、置いておくと穂先が乾燥してふわふわの羽毛に覆われてきます。乾燥したススキの穂で作る方がいいと思います。

  

春夏秋冬の自然遊びは、子ども達の色や形や手触りに対する感性を育み、自然物を何かに見立てたり、特別な道具がなくても工夫して楽しんだりする力を育ててくれるものだと思います。落葉の美しい季節、子ども達には外に出て、たくさんの美しい色や形を見つけてほしいと思います。  (尾崎織女)

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