外観が蘇り、美しくなりました | 日本玩具博物館

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館長室から 2016.06.17

外観が蘇り、美しくなりました

梅雨の季節にはいり、館内の庭のところどころに美しいアジサイの花が咲いています。HPのトップ画面の外観の画像でもお気付きのことと思いますが、5月中旬からとりかかっていた1号館・3号館・4号館の外部壁面の塗装工事が完了し、白壁の建物が青空に映えて見違えるほど美しくなりました。
実は4号館は1979年に地元の大工さんにお願いして建てていただいたのですが築後37年も経ち、白壁に汚れが目立つだけでなく壁にも何箇所か亀裂が入り、雨漏りの恐れが出てきました。そのようなことから塗装業者にお願いして工事に入っていただきました。4号館が完成後、1号館と3号館も汚れが目立つことから、併せて塗装工事を行い、今月4日に完成しました。

塗装工事が完了し、美しくなりました。左から4号館、3号館、1号館、2号館。

正面の1号館が完成したのは1977年です。現在の2号館に続き2棟目でした。博物館は大切なモノを収蔵する施設であり、土蔵風にするのが日本の博物館にはふさわしいと考えるようになり、地元の大工さんにお願いして建ててきたのです。以後1979年に4号館、1985年に3号館、1989年に6号館と蔵造りにして建て、1992年には最初の建物(現2号館)の西側道沿いに土蔵風の建物を建てて現在の外観になりました。1号館・3号館・6号館の壁面には平瓦を貼り付けていますが、これは当館から東へ約4キロの船津町で210年前の江戸時代文化年間から作られ、姫路城にも使われた神崎瓦を使っています。

塗装工事中…どんどん美しく!
緑とのコントラストも美しくなりました。

4号館の周囲には工事以前、四方竹や黄金竹や黒竹等いろいろな竹を植えていたのですが塗装工事の関係もあり伐採。さらに大きな樹木も剪定して、すっきりしました。6号館に行く小道も雰囲気がよくなり完成後、何人もの方から「姫路城が連想される素敵な雰囲気ですね」と嬉しいお言葉をいただきました。明日からは6号館で「神戸人形と世界のからくり人形」も始まります。24年前の景観がよみがえった当館にぜひご来館下さい。お待ちしています。

(館長・井上重義)

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