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館長室から 2007.02.22

好評です。「ちりめん細工の世界」展

2月10日から東京・渋谷のたばこと塩の博物館で始まった、企画展「ちりめん細工の世界」は大好評です。初日の10日に行われた私の講演『ちりめん細工の再興活動』も、1時間余り前から聴講希望者が会場入り口に並ばれ、満席状態になって、お聞きいただけない方が大勢出ました。関西弁で早口の私の講演でしたが、「良かった」と手紙を下さった方もあり、当館がちりめん細工の再興に取り組んだ経緯を大勢の皆様にご理解いただくことができて喜んでいます。当日配布した講演のレジメをご覧下さい。
企画展会場はたばこと塩の博物館の4階。エレベータで上ります。私は10日、11日、16日と会場に出かけましたが、エレベーターが到着するたびに大勢の方がお見えくださいました。広い会場は色とりどりの作品や美しい着物で華やかな雰囲気に包まれ、「素晴らしい展示ですね」と大勢の方が感嘆の声をあげて下さるのが心に残りました。初日から3日間の来場者は1500人、今も連日300名を越える来館者で賑わっているようです。私も大勢の皆さまに感動を与える展示ができたことが嬉しく、この会場での開催は正解だったと喜んでいます。

前回の<ブログ「館長室から」>でも申しあげましたが、展示の設営には当館からは3名が上京。8・9日の2日間、たばこと塩の博物館学芸員の皆様と共に展示作業にあたりました。広い会場を取り囲むケースには、江戸時代から明治期にかけての作品に続いて現代の作品が展示され、壁面には着物を飾りました。中央には大小の傘飾りが美しくライトアップされて来場者を感動させる華やかな会場構成です。ベテランの皆様との共同作業も大変勉強になりました。

一昨日も青森の方から「素晴らしい展示だった」とわざわざ電話をいただきました。東京での展示は、関東圏だけでなく東日本の皆様に、ちりめん細工の素晴らしさを認識いただける大きな機会になりそうです。

(館長・井上重義)

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