日本玩具博物館 - Japan Toy Musuem -

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学芸室から 2009.06.05

みやざき歴史文化館「音とあそぶ~世界の発音玩具と民族楽器展」準備中

群馬県立日本絹の里から戻ってすぐに準備を始めたのは、今夏、宮崎市の博物館施設「みやざき歴史文化館」で開催する「音とあそぶ~世界の発音玩具と民族楽器」展(7月11日~9月12日)です。みやざき歴史文化館からの出品企画依頼は、今回で3回目。先方の担当者の異動が頻繁で、“1回目より2回目、さらに3回目…と、よりよいカタチを積み上げていく”という理想には至りませんが、今回も、「日本玩具博物館の展示が大好きだ」と宮崎の方々に喜んでいただけるように、頑張って用意したいと思っています。

「音とあそぶ」展は、昨夏、当館内で開催して好評を博した企画でした。その展示構成をベースにして、先週から作品選定と展示のシミュレーション作業を行っています。でんでん太鼓、ぶんぶん独楽、ラトルウォッチ、がらがら、笛、太鼓……、世界各地に伝承される民族色豊かな発音玩具と、楽器として宗教儀礼や祭礼に登場し、また様々な生活の場面で使用される民族楽器の色々を、独自のグルーピングでご紹介し、玩具と楽器の関係について、思い巡らせていただけるような内容を予定しています。

折から、今週は、姫路市香寺町域で<トライやるウィーク>開催中。中学生たちが、それぞれに、様々な事業所に入って職業体験をする一週間です。日本玩具博物館でも、毎年、2人ほどの生徒さんをお預かりし、担当学芸スタッフの指導のもと、展示台作りやケース内の塵埃清掃、ワークショップの材料セット、ミュージアムショップの商品発注など、博物館業務のあれこれに加わってもらっています。

民族笛コレクションを開梱するトライやるウィークの中学生たち

今年は、吹奏楽部でクラリネットやピッコロを吹いている女の子だというので、宮崎行きの楽器資料の中から「吹く楽器コレクション」を開梱する作業に加わってもらいました。ペルーのパンパイプス・アンターラ、インドの蛇使いの笛・プーンギ、タイの笙・ケイサーン、ヨーロッパのリコーダー、エジプトの縦笛・ガスパ、オーストラリアの縦笛・デジャリドゥなど・・・、カタチも音色も面白い民族笛の梱包を、一点一点解いて並べていく作業。緊張しながらも、楽しく丁寧に進めることが出来ました。……果たして、若い心の琴線に触れる民族笛があったでしょうか?

笹竹学芸員と展示シミュレーション作業中

今日、展示ケースの寸法に合わせて、どのように展示するかというシミュレーション作業と、約350点の梱包作業を終えたところです。作品を説明するキャプションや展示グループごとのパネル製作なども早々に完了して、館内での夏の企画・特別展準備に入りたいところです。
来週から夏の展示替えを行い、夏休み行事もすべて決定して、日本玩具博物館を新しい季節へと動かしてまいります。展示関連企画をいろいろ準備し、本サイトでも順次、紹介してまいりますので、どうぞ楽しみになさっていて下さい。(尾崎織女)

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