日本玩具博物館 - Japan Toy Musuem -

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学芸室から 2008.09.22

ランプの家♪秋のライブ・その1

台風が秋雨前線を刺激したとか、朝から雨が断続的に降る一日。昨日は「Zuva ne zuva Mbira」の皆さんにお越しいただき、ランプの家を舞台にジンバブエに伝わる民族楽器・ムビラの演奏会を開催しました。

ムビラ…半円型のヒョウタンの中で演奏することで音を拡げます

ムビラはジンバブエに住むショナ族が14世紀の頃から伝承する民族楽器です。祭礼の時に祖先の霊や自然の精霊と交信するために演奏される神聖な楽器で、日本では親指ピアノの名前で知られています。ムビラの音色は涼やかで美しく、聴く人の心を優しく包み込んでくれるようです。 
ムビラ演奏グループZuva ne zuva Mbira(ズバネズバームビラ)の皆さん――※Zuvaは太陽=日を表し、日々ムビラ=毎日ムビラを意味しています。演奏メンバーはゆきねー&Chie・イエズ・やよいん・いっちー・コータローさんです―――は篠山市を中心に関西各地で活躍中。万障繰り合わせてお越し下さいました。

どしゃぶりの雨を伴奏に、ムビラの涼やかな音色と奏者のショナ語の歌が響けば、会場はやさしい雰囲気に包まれ、軽快なリズムにのせて、ランプの家全体がゆれているようでした。
♪ムタワラ、♪カリガモンベ、♪タイレバ、♪マライカなどの伝統楽曲を演奏していただいた後、奏者にご用意いただいた20台のムビラを会場に回しつつ、演奏方法の基本を手ほどきしていただきました。2~3音を弾き、リズムとメロディーを会場がマスターしたところで、奏者と一緒になって楽曲を演奏し、前半部が盛り上がって終了しました。

前半の部はランプの家のなかで

ムビラは、豊作祈願や収穫感謝の祭、そして旱魃の折の雨乞いの儀式にも使用される楽器だとか。「そのせいで雨だったのか・・・」との声も聞かれる中、休憩中には雨がさっとあがり、陽も差し始めました。それで、後半は、ランプの家から中庭に舞台を移し、雨にしっとりとぬれた緑を背景に、館全体に向けてムビラのメロディーを響かせていただきました。

後半の部、雨が上がったので庭に降りて演奏していただく
ランプの家の中で演奏に耳を傾ける

参加された約60名の皆さんは、めずらしい楽器を体験できたことに大喜びで、多くの方々が、「心が洗われたようです・・・」と感想を残して帰られました。素敵な演奏とワークショップをもって下さったZuva ne zuva Mbiraの皆様に心より感謝申しあげます。(尾崎織女)

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