日本玩具博物館 - Japan Toy Musuem -

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展示・イベント案内 exhibition

館外展

富山県こどもみらい館「世界の玩具展」

会期
2002年6月1日(土) 2002年9月16日(月)
会場
富山県こどもみらい館

親しく交流のある富山県こどもみらい館からのご依頼で、今夏は当館の「世界の玩具コレクション」の中から約400点を選んで、地域ごとに、また玩具の種類ごとに展示し、民族色豊かな玩具の世界をご紹介することとなりました。


「世界の玩具展に寄せて」
 世界の約60ヶ国から300点のおもちゃや人形が一堂に集合しました。ここに展示する玩具や人形のほとんどが、自然素材で手作りされたもので、その色や形には、それを作る民族の個性が色濃く表現されています。中には、何千年にもわたって作られ続けているものもあり、また過去の歴史や文化の形をとどめているものもあります。私たちは、玩具を通して、世界各地の文化の諸相を学ぶことができるのです。
 ところが、こうしたはかなく小さな文化財は、大量生産によるプラスチック玩具などの普及におされて、世界中から急速に姿を消しています。展示中の玩具や人形の多くが今ではもう作られなくなっているのです。
 本展において、民族的な玩具が表現する世界の豊かさをご覧いただき、これ らの大切さについて考えていただければ幸いです。―――日本玩具博物館


富山県こどもみらい館の展示スペースは、「トイ・ギャラリー」と「ドール・ギャラリー」、そして「メディア・ボックス」に分かれています。そのそれぞれに下記のようなテーマをつくりました。5月29日、春の企画展「世界をめぐる鉄道おもちゃの旅」の撤収作業と本展の展示作業のために尾崎学芸員が富山入りし、みらい館のスタッフの皆さんとともに準備を行いました。楽しい展示が完成しておりますので、展示室の様子を少しご紹介いたします。


トイ・ギャラリー「世界のをめぐる旅」
 このギャラリーでは、世界のおもちゃの数々を、アジア、オセアニア、アフリカ、北アメリカ、ラテンアメリカ、ヨーロッパ6地域にわけて展示しています。ほとんどが、木や土、石や骨などの自然素材で作られる伝承的なおもちゃです。国が違っても同じ仕組のおもちゃがあったり、お国柄がしのばれる楽しい形のおもちゃがあったり…。それから、おもちゃの世界には、町も家も学校も動物園も遊園地も祭りも、何でもが揃っていることに気付かれるでしょう。おもちゃの世界は、私たち「人間世界の縮図」だといわれています。世界のおもちゃをめぐりながら、各地の子どもたちの夢や暮らし方を楽しく想像してみて下さい。


ドール・ギャラリー「世界で愛されるおもちゃ」
 このギャラリーでは、世界の国々に共通して存在するおもちゃをグループごとに集めました。コマ、けん玉、ヤジロベエ、人形、動物おもちゃ、乗り物おもちゃ、ままごと道具、面、楽器のおもちゃなど。これらのおもちゃは、時代や国が違っても、いつも人間の身近にあって、私たちの暮らしに夢と想像性を与え、子どもの成長に大切な役割を果たしてきました。ギャラリーをめぐりながら、世界の子ども達に普遍的に愛されるおもちゃの特徴について探ってみて下さい。


メディア・ボックス「世界の人形たち」
 このボックスには、世界の国々に伝承される人形と各地を代表するおもちゃを紹介します。人形には、その地域の人々の表情や、暮らし方が映しとられています。毛皮の衣装をまとうアラスカの子ども、美しいサリーを着るインドのお嬢さん、すっぽりとショールをまとったロシアの女の子、羽根をつけてダンスするザイール(コンゴ民主共和国)の家族……。人形やおもちゃの表情から、どうぞ、世界の人々の様子を思い描いてみて下さい。

  会期=6月1日~9月16日
  主催=富山県こどもみらい館
  出品展示協力=日本玩具博物館


プレイコーナーの玩具も充実していますので、富山県の方々には、ぜひ、ご家族そろってお出かけください。