日本玩具博物館 - Japan Toy Musuem -

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展示・イベント案内 exhibition

館外展

福岡県青少年科学館「世界のおもちゃ・大集合」展

会期
2002年4月13日(土) 2002年5月12日(日)
会場
福岡県立青少年科学館

福岡県青少年科学館(福岡県久留米市)より依頼を受け、“おもちゃの中のからくり”をテーマに展覧会をお持ちしました。世界約50ヶ国の玩具約300点を機能別に展示するほか、遊びのコーナーも設置しました。

JR久留米駅にある「からくり太鼓時計」―――日本の近代技術の発展に大きく貢献した「からくり儀右衛門」こと田中久重が製作した「太鼓時計」をモチーフに設置されました。毎正時毎に時計盤が回転して、儀右衛門人形が現れ、久留米市出身やゆかりの方々の音楽(BGM)が流れる中、無尽灯、弓曳童子、童子盃台、万年時計などの発明品が紹介されます。
福岡県青少年科学館

からくり玩具といえば、精巧な江戸のからくり人形やゼンマイ仕掛けのディスプレイ・ドールなどが想い起されますが、本展で取り上げるのは、ヨーロッパ、アジア、アフリカ、アメリカの各国から集まった、仕掛けもからくりも大変シンプルな玩具のいろいろです。車を動かすと動物や人形が意外なしぐさをする玩具、オモリをゆらすと糸が引っ張られて楽しい動きをする玩具、重力そのままに物がころがり落ちる玩具、回転させることでユニークな動きを作り出す玩具……。動く仕組みに焦点をあてて、そうした玩具を分類してみると、よく似た仕掛け玩具が世界中で作られていることに気付かされます。またそれとは反対に、玩具の素材やテーマにはお国柄がよく表現されていることに驚かされるでしょう。
ブラックボックスになった仕掛け玩具より、また電池や電子の力によって自動的に動くからくり玩具より、動く仕組みが目に見え、その知恵と工夫を確認しながら遊べる素朴な玩具は、小さな子どもたちの科学的なまなざしを養う力を持っているのではないかと考えます。



オープンに先立ち、井上館長と尾崎学芸員が会場入りし、青少年科学館スタッフの皆さんとともに2日間かけて楽しい展示室に仕上げました。展示風景をご紹介します。

おもちゃに触れ、自由に遊べるコーナーも設置しました


<後記>
からくり儀右衛門の町ならでは、本展の展示内容は非常に関心を集め、青少年科学館開館以来、最高の入場者数、23,000人を記録しました。