日本玩具博物館 - Japan Toy Musuem -

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今月のおもちゃ Toys of this month

2014年1月

「徳島張子・春駒」

  • 昭和初期
  • 徳島県徳島市/紙・竹・麻の繊維

 
 この玩具は、長さ40㎝ほどの丸竹の先に張子製の馬の首が付き、丸竹の下部の先に車が付いたものです。子どもがまたがって遊びました。首馬とも呼ばれ、江戸時代から明治時代にかけて流行しました。しかし現在も作られているのは全国で数カ所です。
 徳島張子も戦前に廃絶しましたので現存するものは大変少なく、幻の玩具ともいえる貴重な作品です。昭和5年刊の『日本郷土玩具』(武井武雄著)には「竹馬」の名で紹介され、「白麻の髭、金襴で飾り、顎の側面に群青で強い隈取り描かれているのが効果的である」と記されています。
 現在開催中の企画展「おもちゃの馬」では、この春駒の他にも、同様の玩具で昭和初期の熊本県宇土張子の首馬、福岡県柳川張り子の首馬、愛知県西尾張り子の首馬が展示されています。また同時代に作られた貴重な馬のおもちゃ約40点余を展示しています。