「江戸の里神楽・子どものお面」 | 日本玩具博物館

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今月のおもちゃ

Toys of this month
2016年10月

「江戸の里神楽・子どものお面」

  • 大正期
  • 東京都/木
こぶだし面 きつね面 ひょっとこ面

 
 神楽は民俗芸能の中でも最も古い歴史を持つといわれ、神様を慰め、神に奉納する舞です。
 江戸の里神楽は江戸初期から盛んに行われるようになり、現在も伝承され、平成6年には国の重要無形文化財に指定されました。江戸の里神楽は面をつけた黙劇で、男面・おかめ・ひょっとこ・潮吹き面・狐面などが使われました。当館はその江戸の里神楽の明治~大正期製の貴重な仮面を所蔵しており、現在開催中の「世界の仮面と祭りのおもちゃ」で展示中です。尾崎清次氏が大正13年に名古屋で入手されたもので全長は16~17㎝と小さく、恐らく子供用と推測しています。裏面の下方に突起があり口でくわえて踊ります。