日本玩具博物館のエールファンド | 日本玩具博物館

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館長室から 2020.10.30

日本玩具博物館のエールファンド

去る25日から取り組んできた、6号館東室での冬の特別展「世界のクリスマス~ドイツのクリスマス飾りを中心に~」が昨夜遅く完了。本日からご覧いただいています。その素晴らしい展示内容に私自身も感動しました。このような内容の展示は国内だけでなく海外でも見ることができない充実したものと思います。1985年以降、何度も現地に出かけて収集した成果であり、なんといっても尾崎学芸員の素晴らしい企画力と展示能力のお陰です。

「世界のクリスマス~ドイツのクリスマス飾りを中心に」オープンしました

さて去る15日から神戸新聞のエールファンドで、コロナ禍により厳しい環境にある当館への支援活動が始まりました。エールファンドはインターネットで資金を募り、支援を呼びかける活動です。20日付の神戸新聞紙上で支援協力を呼びかける記事が掲載されたこともあり、募集は1口5000円で100口でしたが、去る26日で目標数を達成。その早さに驚きました。そのため50口を追加しましたが、残りは31口とわずかになりました。返礼品は入館券6枚とドイツ製のクリスマスカード、著書「私の玩具遍歴」です。詳しくはhttps://kobe.en-jine.com/でご検索ください。

エールファンドについての神戸新聞記事

この神戸新聞のエールファンドに取り上げていただくことになったのは、同社記者が去る8月初旬に取材に来館された折、担当者をご紹介いただいたお陰で実現したのです。開館以来46年間、地元の神戸新聞社の大勢の記者様が温かく当館を見守って下さり、そのお陰で、大きな発展を遂げることができたのです。

1978年に建築の現5号館ランプの家も記者の方がカンパを募ってくださり、その基金をもとに建設できましたし、1998年にはサントリー地域文化賞に同社が当館を推薦下さり受賞が決定。200万円もの副賞でホームページを立ち上げることができました。当館がここまで発展できたのは地元の新聞社が応援してくださったお陰だと心から感謝しています。本当に厳しい状況下にある当館ですが、所蔵資料が文化遺産として認知され、社会の財産として後世にのこることを心から願っています。

皆様のご声援やご支援を今後とも、よろしくお願い致します。

(館長・井上 重義)

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