日本玩具博物館 - Japan Toy Musuem -

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今月のおもちゃ

Toys of this month
2019年12月

「アドベント・キャンドル」  

  • 1980~90年代
  • ハンガリー・スウェーデン/陶器・麦わら・木

🕯クリスマス(降誕節)を待つ期間は「アドベント(待降節)」とよばれ、クリスマスの4つ前の日曜日からはじまります。ヨーロッパの多くの教会やキリスト教の家庭ではアドベントに入る前、緑の枝葉で輪を作り、4本のキャンドルを用意します。「アドベント・キャンドル」や「アドベント・クランツ」とよばれるもので、日曜日ごとに一本ずつ灯りをともします。冬の緑の葉は永遠の命を、キャンドルの火は「この世の光」として誕生したイエス・キリストをあらわしています。

🕯 アドベント・キャンドルは、19世紀のドイツで孤児院を開いたヴィーヒャーン牧師が始めたと言われています。アドベントに入ると、毎晩子どもたちにクリスマスの物語を語り、祈るごとに、常緑の植物をまきつけたキャンドル一本一本に灯りがともされていました。

🕯常緑の枝葉や木の実や麦藁など自然素材で作られることが多いですが、その素材や造形は各地で様々です。
6号館で開催中の「世界のクリスマス」では、各国のアドベント・キャンドルをご紹介しています。