日本玩具博物館 - Japan Toy Musuem -

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展示・イベント案内

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イベント

夏秋の特別展*関連イベント2 中南米のおもちゃのワークショップ*2023夏

会期
2023年8月5日(土) 2023年8月19日(土)
会場
6号館2階講座室

恒例の夏休みおもちゃ作り教室のご案内です。今年の夏休みは、開催中の「メキシコと中南米の民芸玩具」にちなんで、子どもたち対象に「リオのカーニバルの鶏」「サンパウロ日曜市のヤコブのはしご」「体操人形」を作ります。
申込制になっていますので、参加希望の方はお電話(079-232-4388)Fax(079-232-7174)メール(info@japan-toy-museum.org)でご連絡ください。


<リオのカーニバルの鶏>(定員:少人数/申し込み制)

日伯修好百周年に当たる1995年、当館はお招きを受けてブラジルの三都市、サンパウロ、クリチーバ、リオデジャネイロで「日本の伝統玩具展」を開催いたしました。展示設営やワークショップ、撤収作業などに現地入りした館長や学芸員は、仕事の合間を縫って、町々の日曜市などへ出かけ、各地の特徴ある郷土玩具を収集しました。
リオデジャネイロのおもちゃ店では、カーニバルの折に子どもたちが手に手に楽しい雰囲気を盛り上げるという、ユニークなおもちゃを見つけました。それは、紙筒が鶏に仕立てられていて、紐が下方へと下がっています。黄色い松脂の粉を指につけて、その紐をこすると、ココココッ、コケコッコー!!!と鳴き声を立てる仕組みです。日本にはこすって音を立てる楽器や発音玩具はほとんど見られないのですが、かの地ではとても親しまれているということ。このリオの町の「鳴く鶏」を参考に、紙コップを使って、羽根飾りがにぎやかな鶏の玩具を作ります。

    日時  8月5日(土) 10:10~12:00 
    場所  当館6号館前テラス
    持ち物 カラーマジック、工作用ハサミ、スティックのり、筆記用具
    参加費  300円
    担当  当館学芸員・尾崎織女


後記:個性的でラテンな鶏さんが出来ました! みんな揃ってコケコッコー!!


<サンパウロ日曜市のヤコブのはしご>(定員:20名/申し込み制)

サンパウロの日曜市で日系のおもちゃ製作者が販売していた「ヤコブのはしご(Jacob’s ladder)」を参考に、楽しいおもちゃを作ります。掌にのるほどの5枚のカードを紙のテープでつなぎ合わせ、それらを開くときれいな扇が登場するもので、日本では「かくれ屏風」の名で親しまれていた伝承玩具です。手品のように、扇が消えたり現れたり…。作りながら、仕掛けの秘密を考察してみてください。

   日時  8月12日(土) 10:10~12:00
   場所  当館6号館2階 講座室
   持ち物 カラーペン、工作用ハサミ、スティックのり、筆記用具
   参加費用 350円
   担当 当館館長・井上重義

後記:これはいったいどうなってるの?! 作って遊んでみることで、からくりの仕組みを解いていきます。ご参加者それぞれに、きれいなきれいな扇を広げるからくりおもちゃ「ヤコブのはしご」が出来ました!>


<メキシコの体操人形>(定員:12名/申し込み制)

H型の木枠の下部を握ったり、緩めたりすると、上部の人形がくるくると鉄棒を回り、アクロバットを繰り広げます。その思いがけない楽しい動きは、世界中の子どもたちに愛されてきました。メキシコでもグアナファト州などでこの体操人形が作られています。本格的な材料を組み立てて、どこにもない体操人形を作りましょ

   日時 8月19日(土) 10:10~12:00
   場所 当館6号館2階 講座室
   持ち物 カラーペン、木工用ボンド、工作用ハサミ、筆記用具
   参加費 600円 
   担当 当館館長・井上重義


後記:人形の組み立て、人形とH型との接続、それぞれにたくさん紐通しの作業があって、骨が折れるところもあるのですが、小さな子どもたちも集中力を発揮して、ぐるんぐるん、くるり!!アクロバットを繰り返す、楽しい体操人形が出来ました!!>



<その他の関連催事>
ギャラリートーク(展示解説会)
コーナーごとに展示ケースの中から代表的な玩具を取り出し、メキシコや他の中南米の国々の民芸玩具の特徴や見どころについて、当館学芸員・尾崎織女が解説します。下記の日時、展示室にお集まりください。
〇日時=7月23日(日)・8月13日(日)・9月10日(日)・24日(日)‣10月15日(日) 各回14:00~


メキシコのビンゴゲーム「ロテリア」を楽しむ~シルクスクリーン印刷体験~
版画家でMexico T Projectを主宰されている阿見涼子さんを講師に迎え、メキシコで親しまれている「ロテリア」というビンゴゲームの絵柄をシルクスクリーン印刷して楽しみます。
 <ワークショップ・その1>ロテリアの絵柄をシルクスクリーン印刷
 〇日時 2023年8月20日(日)  ※各回 20分程度(定員 各回2名程度)
     11:00~/11:30~/12:00~/13:30~/14:00~/14:30~
 <ワークショップ・その2>メキシコのお話/ロテリアの絵柄をシルクスクリーン印刷!
 〇日時 2023年10月14日土) 13:30~15:00(定員 20名)
申し込みが必要です。詳しくは、こちらをご覧ください。


メキシコ民芸のワークショップ*2023
9月のワークショップでは、メキシコ・ナヤリト州の毛糸細工「オーホ・デ・ディアス(神の目)」のモチーフとミチョアカン州チンツンツァンの麦わら細工の飾りをとりあげます。
<毛糸細工「オーホ・デ・ディアス(神の目)」を作ろう>
 〇日時 9月18日(月/祝) 13:30~15:30(定員:20名・小学高学年以上/申し込み制)
<麦わら細工「豊穣を招く麦穂飾り」を作ろう>
 〇日時 9月30日(土) 13:30~15:30(定員:12名・大人対象/申し込み制)
申し込みが必要です。詳しくは、こちらをご覧ください。


中南米の絵本朗読会
会場に設置しているメキシコ、ペルー、ブラジル、ニカラグア、グアテマラ・・・など、中南米各地の絵本の中から、自然素材の人形や民芸玩具が主役として登場するもの、また、その地の民間信仰や自然観を感じさせるものを選び、中南米の玩具が並ぶ展示室で朗読をいたします。
朗読者は、クリスマス絵本の朗読会でお馴染みの倉主真奈さんです。下記の日時、展示室にお集まりください。
 〇日時=10月15日(日) 13:30~/15:00~ ※各回30~40分程度