デジタルコレクション・6「世界のクリスマス人形」 | 日本玩具博物館

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企画展

日本玩具博物館*開館50周年記念* デジタルコレクション・6「世界のクリスマス人形」

会期
2024年12月10日(火)
会場
日本玩具博物館ホームページ WEB企画

当館が初めて「世界のクリスマス展」を開催したのは1984年。ドイツやデンマークで親しまれてきたアドベントカレンダーを中心に、ヨーロッパやアジアのクリスマス人形やキャンドルスタンド、またクリスマスツリーのオーナメントを紹介するもので、総数300点規模の企画展でしたが、大いに注目を集めました。翌年、クリスマスの企画展を行わなかったところ、多くの方々から毎年公開してほしいとのご要望が相次ぎ、1986年以降は毎冬、切り口を変えながら、新収蔵品をまじえてクリスマス展を開催してきました。おかげさまで、今冬、「世界のクリスマス展」は40回を数えます。

キリスト教国では、クリスマス(キリスト降誕祭)を中心に玩具文化が豊かに育まれてきたといっても過言ではありません。12月の暮らしを彩るオーナメント(装飾物)やキャンドルスタンド、キリスト降誕の場面を表す人形群、冬の贈り物配達人を題材にした玩具や子どもへのプレゼントなどには、国や地域による特色がみられます。またクリスマスは、キリスト教成立以前から行われていた収穫感謝祭や冬至を起点に蘇る太陽を讃える儀礼的要素を含んでおり、伝承のオーナメントの素材や形、色、数、音、匂いを通してこの祭事の意味を紐解いていく面白さがあります。

クリスマス資料の収集には、現地のクリスマスマーケットへ出かけて直接入手するほか、輸入業者や海外の博物館などを介した収集活動によってコレクションの基礎をかため、2000年代に入ると、アジア、アフリカ地域を含む世界のクリスマス風景を描けるまでになりました。

12月公開の「デジタルコレクション・6」では、3000件に及ぶ世界のクリスマスコレクションのなかから24件のクリスマス人形を取り上げ、簡単な解説を加えています。当ページの「今月のおもちゃ」にもリンクを貼っておりますので、画像をご覧いただきながら、お手元でゆっくりお読みいただければと思います。

ぜひ、下記をクリックしてご覧ください。


当館では、2022年度より2年にわたって文化庁のInnovate MUSEUM事業の採択を受け、この事業の眼目のひとつである博物館資料のデジタルアーカイブ化に取り組んできました。内部資料として登録を済ませたデータベースより、テーマごとに20~40件ほどを選んで、日本玩具博物館*開館50周年記念*デジタルコレクションとして、各月10日に公開しています。

2024年7月「戦前(1930年代前半)の琉球玩具」
2024年8月①「世界のままごと道具」
2024年8月②「動きや音の楽しい郷土玩具(動画)」
2024年9月「1920年代後半の朝鮮玩具」
2024年10月「世界の仮面」
2024年11月「世界の動物玩具」
日本玩具博物館*開館50周年記念* デジタルコレクション