デジタルコレクション・2「世界のままごと道具」 | 日本玩具博物館

日本玩具博物館 - Japan Toy Musuem -

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企画展

日本玩具博物館*開館50周年記念* デジタルコレクション・2「世界のままごと道具」

会期
2024年8月10日(土)
会場
日本玩具博物館ホームページ WEB企画

当館は、2022年度より2年にわたり、文化庁のInnovate MUSEUM事業の採択を受け、この事業の眼目のひとつである博物館資料のデジタルアーカイブ化に取り組んできました。現在、内部資料として8,000余件の登録が済んでいますが、現在もコレクショングループごとにアーカイブ化を進めており、登録を済ませたデジタルコレクションの中からテーマごとに数件ずつを選んで、順次、公開していきたいと思っています。

今、6号館では夏秋の特別展「世界のままごと道具~小さな世界のキッチン探訪」として、世界53ケ国から民族色豊かなままごと道具を集め、アジア、ヨーロッパ、北米・中南米、中近東・アフリカの5地域に分けて展示しています。7月の臨時休館日にカメラマンに入っていただき、それら展示品すべての撮影作業を行い、258件を「デジタルコレクション・世界のままごと道具」に登録できました。そこで8月は、その中から特徴的な資料33件を選んでご紹介いたします。

世界からままごと道具には、遊び方の違いによって、また作られる目的によって、次の三種類がみられます。

  1. 子どもたちのまねごと遊びのための玩具
    • 道具類は子どもの手に合わせたサイズで、なかには本物の食材で調理や配膳が可能な品もみられます。
  2. 人形に使わせたり、飾りつけたりして遊ぶためのミニチュア
    • 主にドールハウスやミニチュアハウス用の台所用品で、人形たちの手のサイズに合わせたミニチュアままごと道具です。
  3. 土産品として旅行者などが求める小さな器など
    • 旅の思い出として求められ、飾られることを目的に作られ、産地の特徴を表す形や絵柄が用いられています。

―――これらを一堂に展観してみると、それぞれの国の食卓の様子や調理具のかたちが楽しく理解され、ままごと遊びに寄せる人々の思いもよく感じられます。


展示を通して、そのような資料と直接対峙できることが博物館の良さですが、デジタルコレクション触れていただくことで、また思いがけない発見があるかもしれません。特にままごと道具には極小の々も多いことから、皆さまのお手元で画像を拡大したりしつつ、細部をゆっくりお楽しみいただければと思います。

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